ジャンプキャラ・バトルロワイアル2nd SS投下スレ
──みんなのアイドル、ハマーだYO☆
なんだか俺っち変なことに巻き込まれちまったみたいなんだ。
歩き回ってようやく出会った人間がまたゲロゲロだZe☆
完全ヤンキー目つき悪すぎ、俺様みたいな業界の人とは住んでる世界が全然違う野蛮人だよ。
俺ってついてないぜ。
ま、これも神様が与えた試練ってやつかな?ハハ。──
一人軽いトリップ状態に陥っているハマーを不意に現実に連れ戻す声がした。
「・・・ぉい!おい!!!ゴルァてめえ!!俺様を無視するとはいい度胸じゃねえか!!!!」
ハマーは完全に現実に連れ戻された。それはまさに天国から地獄。
引き戻したのは楽高1年日々野晴矢。
ケンカでは負け知らず、超がつくほどの我が侭ではあるが、弱いものいじめなどという陰険な真似はしない男気のあるやつである。
ただ、ハマーとともに超がつくほどの馬鹿ではあるが・・・。
「いや、ちょっと考え事をNe☆・・・え?はい・・、えぇ・・・何も考えてませんでした。はい・・・ホントすいません。」
こんな卑屈な態度から、変人なところ、果てはダサイ服装のセンスまで、完全なダメ男。それが浜渡浩満、通称ハマーであった。
出会った時にいきなりこびを売り、命乞いをして今ここに至る。
「いいか、もう一度言うからよ〜く耳の穴かっぽじってよく聞けよ。俺様は楽高1年日々野晴矢様じゃ!俺様の野望がなんだかわかるか?」
(出会ったときに大声で言ったじゃねえか。完全なアフォですね。全く低脳なやつと付き合うのは疲れるYO)
「はいいぃぃ。世界制服でございますね」
・・・まさにダメ男であった。
「ちっちっちっ。俺様の野望は『宇 宙 征 服』じゃ!!!」
(アフォだ・・・こいつ完全なあふぉだYO☆宇宙征服だってプププ)
「さ、左様でございますか。あ、あのそれはいいんですが、もう少し声のトーンを下げてくださらないでしょうか?」
その言葉にピクっと反応する。
「あぁ?なんで俺様が我慢しないといけんのだ?」
さっきまでの馬鹿顔から一転して不良の顔つきになる。
(怖えぇぇぇぇ。こいつ怖えYO(T^T) )
「いや、もしかしたら恐ろしい殺人鬼が近くに・・・」
日々野晴矢は束縛されるのが嫌いな男であった。
そしてどんな状況でも自分が死ぬなどとは微塵も思わない男であった。
「殺人鬼?上等じゃ!!そいつをぶっ倒して宇宙征服にまた一歩近づくってもんよ!」
(ついてけねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!)
一息ついたあと、日々野は大きく息を吸い込んだ。
─まさか・・・
それは前兆だった
─まさかそんなことはしないよNe☆
このゲームにおいてそれは自殺行為
─ハハハ。ま、まさかね・・・
「どおるあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!俺様はここにいるぞおぉぉぉ!!!
かかってこいやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
驚異的な肺活量が為せる技なのか。
その声は半径500メートル、いや半径1キロ近くに轟き渡った。
この声を聞いたのは殺人者だったのか、それとも仲間となりうるものだったのか、そのどちらともなのか。
それはまだわからない。
─ピヨちゃん、ジャガー殿、拙者死んじゃうかも─
【E-4/平野/一日目・午前2時前後】
【男子26番 日々野晴矢@BOY】
[状態]:正常
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
[思考]:1、世界征服!!
【男子25番 浜渡浩満@ピューと吹くジャガー】
[状態]:精神的にかなりの疲労
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
[思考]:1、日々野晴矢をなんとかして収める
2、その場を離れる
3、生き残る