【馴れ合いは】専修大学法学部 81号館【やめましょう】
マック終わったな
平田先生の行政救済法の穴埋めだったな
09年卒の俺、6年振りに参上。ちゃんと残っているんだな法学部スレw
平田行政法も当然ながら今もご健在か。懐かしいぜ。
まだ何も書きこみなしかよw 6年も経つと廃れるんやなあ。
先輩こんにちは。
どんなお仕事をされているのですか?
( ´ω`)欲しいよ…彼女…。
( ´ω`)あの香りと共に 花火が パッと開く♪
( ´ω`)過疎だよぉ…。
( ´ω`)つまづいて 転んでたら おいてかれんだ♪
( ´ω`)150周年になったら 盛り上がると思ふ♪
( ´ω`)親友になろう!
( ´ω`)じゃ毎日かわりばんこで小説書こう♪三行のリレー小説やろう♪
強い朝日で目が覚めた。
ふと隣に目をやると裸の女が……。
「この娘は誰だっけ?」思いを巡らせる。
その睥睨の目先に男はもう一つの違和感を覚えた。
見慣れない花柄模様が刺繍された白地のシーツ、バラの香り。
「ここはボクの部屋じゃない」
身を起こしてぐるりと部屋を見回す。
余計なものはない、すっきりとしてあかぬけた部屋だ。
部屋に似合わない赤いカーテンの外側には海が見えた。
とりもあえず男は俯せに寝ている娘を起こそうと娘の肩に手をかける。
その時ふいに娘と自分の関係について男は怪訝とも畏怖ともつかない感情を生じさせた。
はたしてこの娘と自分は情事に及んだのだろか、その記憶がまるでないのだ。
まあいい。
全ては娘に直接訊いて確認しよう。
そんな風に一つの結論が出たのとほぼ同時に、娘は目を覚ました。
娘は男に寝ぼけ眼を向けた。
それと同時になにやら言葉を発したようだが、それは英語でもスペイン語でも中国語でも日本語でも勿論アゼルバイジャン語でもなかった。
起き上がろうとする娘の乳房が見えそうな気がして、反射的に男は目をそむける。
娘は生まれたままの姿を晒すことをまったく恥じる様子もなく起き上がった。
そして、ベッドから下りると狼のように四つん這いになって男の足元へ擦り寄って来たのだった。
男は狼狽した。
男は不確かな足つきで部屋から出ようとした。
おそらくこの空間にある唯一正規の出入口と思われる洒落た扉の前に立つ。
しかしノブを回してドアを開けようにも一向に開く気配がない。
何かとてつもなく重たいモノがドアの向こう側から押さえつけているようだった。
「一体なんのために……」
呟きだけが虚しく響いた。
「誰かいませんか?開けてください!」
男が声を張り上げた。
すると扉の外側から「合言葉を言いな」と徐に稚い男児の声が返ってきた。
男はもちろん合言葉など知らない。
「出るのに合言葉が必要ならば、入るときにも必要だったのではないか?」
そこにヒントを見出すと、男はこの部屋に入るまでの経緯を思い出すことに必死になった。
ところが男は赤いカーテンが妙に際立つこの部屋に関する記憶の一切を失っていた。
そもそも自分の足で歩いてこの部屋に入ったのかすら怪しい。
気絶しているところをこの部屋に担ぎ込まれたのではないかという疑念が浮き立つ。
/_/ //ノリチ ノリノノ-)リ ヽ
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ン は 尊 7__ /゚ノ(,,__,,人:.. ハ . |
ゴ や 師 / /. -‐…'''⌒ヽ ij从, |
| く | / 、__ ,'{ r‐…''⌒ヽーi .<⌒ヽ |
| き | {/ヽ) ! iヽ.).:.:.:.:.:.:.:xこ| |i ト、 !i /
| て | >''´} ', ',.:.:.:/⌒し':::::::| ij )ノ リ/
| く | >イ ', V^)⌒V⌒/7 >こノ
| れ ! ! ! ! >ノ 丶ヽ.__ー__彡' /ミ
っ \ーァ'⌒ヽ..彡 \  ̄ {xミミ.:.
! ! ! ! r‐一.:.:.:.:.:/.:.:`ヽ/ ノ __//.:.:.:.:
ガタン!
不意に大きな物音がして目を向けると、娘が赤いカーテンのかかった立て付けの悪い窓を開けたのだった。
バラの香りに海の匂いが混じった、不思議な空気に部屋が包まれた。
男は赤いカーテンがはためく窓の前に、娘の横に駆け寄った。
「なんてことだ…」
窓枠から身を乗り出してわかった、この部屋は断崖絶壁の上にあり窓の下はおよそ30m下の岩礁だった。
その高さから、恐怖を抱いたが、同時に身が吸い寄せられるような気がして思わず後ずさった。
「ここからは出られない。」
やっぱりあの扉からしか出入り出来ないのだと再確認させられた。
ふと先程聞いた男児の言葉が思い起こされる。
「合言葉」、それが言わば鍵のような役割と相当であるなら、たしかに入るときにも出るときにも必要な筈。
男が元来合言葉なるものを知らないことを前提とし、部屋の娘は日本語を解することができないと当て推量してみると、「まさか!」男はなにかに気づいたようだ。
男は娘の手を引いて再び扉の前に立った。
「扉を開けてください!」
「合言葉を言いな。」
合言葉を知る由もない娘は瞳をウルウルさせて当惑している。
男は赤子をあやすような顔で娘にむかって首を振る、「君に言っているんじゃない」。
「…お前に言っている」と、一見何もない横の壁を男は指差した。
この壁にいったい何があるというのか。
当惑した表情で、男と壁を交互に見る娘。
扉の向こうからは先ほどの男児が、このやりとりに耳を傾けているであろう雰囲気が伝わってきた。
静謐な中、床に抛られたシーツを男は拾い娘に纏わせた、娘の肩から踝までが純白のシーツに覆われる。
「フフフ。ワタクシの迷彩は看破されていたというわけですか…」ゆっくりと不気味な語調で壁の中から声が響く。
「この部屋に釣合の悪い赤いカーテンを飾ったのは、差詰め一段厚くなっている壁の違和感から注意を逸らすためだったのか」男が壁に言葉を投げかけると、一枚の壁が動きやがて振りかえった。
娘は怯えていた。
今までこの壁にこんな奴が潜んでいたとは知らなかったのだから当然だろう。
男も思わず身構えた。
壁は高さは2.2mほど、高さ1.7m中央付近には卵形の枠に人の顔が露出している。
壁が娘を認めるとその表情が穏やかに撓う「嗚呼…。カーアーニーの詩を耳元で優しく囁かれるようだよ。晨暉のような明朗寂寞の媚態だ」。
男も娘を見やった。怯懦かと思われたがそうではない、ブラウンのセミロングを美しく靡かせて皚皚とした生地を羽織っており、背をまっすぐ伸ばして顎を引き黒目勝ちな眼を静かに据える、まるで天使のようではないか。
娘はその壁に向かって一歩踏み出した。
何か言葉を発しようとしている。
一瞬の沈黙が流れた。
娘の踏みは奇しきものにて窓より舞い出た花弁や落葉が刹那に虹の色付きを成し、空間を鳴動させた。
娘に言葉は不要とばかり、その振る舞いが天衣無縫の諷誦たることを体現し、男と壁の視線を横切る。
娘の唇がたおやかに揺れる。言葉を発したようだ。それは目覚めた時のそれと違い、男の全身を鈍色に染め上がえ意識を、血潮を紊乱させた。
娘の声が静寂を破ったその瞬間だった。
ゴゴゴ……。
重しを動かす大きな音と共に扉が開き、男児が姿を現した。
宛らそれは虚像に過ぎないことを男は知ることはできないだろう。況や這般の概貌が男と壁、それから男児の何れかを礎石としたことなのか暫時の戯れに過ぎないのか弁別は不能である。
「そもそも玉石混淆としたこの部屋に娘という甘美な実存があったのでしょうか。盈虧の常ならない宇内の諸物に与えられた現象の一つなのでは?」誰かがそう言う。それが嘗ての男なのか壁なのか男児なのかは定かではない。
娘の存在は終始覚束無かったことは、その不確かさ故の塑性を裏付けるものだった。
娘は微笑んだ。
まるでこの展開を予想していたかのように。
そして、扉が開けばもう自分の役割は終わったのだと言わんばかりに。
>>857 そういえばハッセはうちの大学にきたがっていたんだよな
娘が部屋を出る間際、半ば灰燼と成り果て床に這い蹲る男を娘がちらっと顧みた気がした。
「はぁ…はぁ…」息も絶え絶えながら、この一場面を男はどこかで目にしたデジャビュのような感覚を覚えた。
壁が悲愴な面持ちで男を見下ろした。「部屋の外は何もない…何も見えないでしょう」そうポツリと呟いた。
扉の向こうには本当に何もなかった。
しかし、赤いカーテンの窓の向こうからは海が見えたことを男は思い出した。
そう、つまりこの部屋は現実の世界と何も無い世界との中継所のような役割を果たしているのだ。
それを確かめたくて、身動きが儘ならない体勢から男は首から上だけを辛うじて動かし窓の方へ目を向けた。
窓から見える外界はいつの間にか真っ暗だ。先程まで溢れんばかりの陽光で燦々としていた空は闇に呑まれていた。
娘が部屋にいないからだ。根拠は微塵もないが、直感的に男はそう思った。窓から外を見た時もベッドの上で陽の光を浴びたと感じた時も傍らに娘がいた。だが、今ここに娘はない。ということは…。
娘がこの部屋にいる時、世界に光が供給されるのだ。
この部屋から娘がいなくなった今、世界は闇に包まれた。
「あの娘は太陽の女神だったのかもしれない」壁がふと言った。
凍てついた沈黙を受けて「冗談だ」と壁は付け加えた。
さりとて娘の神秘さは奇を衒ったようなきな臭さを感じない。女神とまでいかなくともそれに匹儔するナニカなのだろうと男は考えた。
事実娘が後にした部屋を暗澹とした空気が窓から躙り寄ってきた。漸次部屋を充たしていく闇が、男と壁を完全に覆った。
男児が言った。
「何してるんだよ。早く娘を探しに行かないと。」
男はどうするべきか悩んでいた。
「ボクの躯の殆どがに変遷の中煤と為ってしまった。匍匐の仕様もない。この部屋からは出ることが出来ない」男は一寸項垂れたが、間をおいて男児の声の方向へ顔を上げる。
男児は男の言葉尻に諦観と僅かな綽然を掬した。そして、言う。「存外晴天の霹靂といった感じではないのだな。あの女が追縱の適う存在ではないことも慮れば曉ることになるわけだ」
「可惜ボクの存在は霧散していしまうのだけれど、それを含めてこれが顛末だったというだけなんだ」搾り出すように言った男の声も壁の何かを啜り上げる音も男児の息遣いも何もかもが闇の中へ觧けていった。
END
( ´ω`)終わったよぉ。
( ´ω`)今日は学内企業説明会があるんだね。