東大助教 学位論文盗用で処分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111209/t10014530081000.html 東京大学社会科学研究所の33歳の助教が博士号を取得するために書いた学位論文に、
ほかの人の論文からの盗用が見つかり、東京大学はこの助教の学位を取り消す処分をしました。
学位を取り消されたのは、東京大学社会科学研究所の安藤理助教(33)です。
東京大学によりますと、安藤助教はおととし、博士号を取得するために書いた学位論文の中で、
ほかの人の論文からの出典の記載がないなどの不適切な引用が14か所で見つかり、盗用
と認定したということです。こうした盗用は、ほかの2つの論文でも見つかり、全体の半分が
盗用だったということです。このため東京大学は、研究行動のルールに違反し、大学の信頼
を著しく損なうものだとして、5日付けで安藤助教の博士号の学位を取り消す処分をしました。
安藤助教は、大学側に対し、「自分の未熟さから多くの方に迷惑をかけ、反省している」と話し、
盗用を認めているということです。東京大学では、さらに調査を進め、今回の不正行為が
懲戒処分に当たるかどうか検討することにしています。