【集団強姦】京都教育大 10回生【示談・隠蔽】

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942古都狂奏曲A
磯川は俺とは反対側にいる人間だと思う。磯川は思っていることがすぐ外にでる人間だ。
悪く言うと浅慮そのもので体育会系にはよくいるタイプ。
後輩、原野は、その点俺と同じ匂いを感じることが多い。
次男の俺は、外面がやたらよく、愛想よく人に接する。原野は少しおとなしいが、やはり穏やかだ。
人にあからさまに意見を言い、歯向かうよりも同調していた方が波風も立たず、自分も楽に生きられることを知っている。
親のひいたレールをそのまま進もうと思うのも、そこから外れようと思わないのも、
特にしたいこともないからで、原野もやはり同じなんだろう。
サーカスの象は小象の頃から檻に入れられると、成長しても檻を破ることはしない。
庇護してくれる大きな親を振り切って飛び出すことも出来ない俺や原野。
では、俺は本当は何がしたい?どんな風に生きていきたい?・・わからない。さっぱりわからない。
・・急にクニに会いたくなる。もう何も考えたくない、考えるのは面倒だ。
ただただ・・ああ甘酸っぱい恋がしたい!
思い立ちクニにメールしてみた。「部活が終わったら、部室に一人で残ってろ」とだけ。
顔文字も入れないシンプルな文章になってしまったのは、柄にもなく照れたからで。
そうだ、救急箱からワセリンをパクっとかねーとな。何も考えたくないときはセックスに限る。