Wikipediaは誰でも編集できる分、知識によって人々を支配しようと考える
人たちが独自の主張を展開し権威付けるための道具になる恐れが十二分にある。
現時点の視点で著述するか、じっくりと時間をおって編纂するかの
大きな違いというものもある。
関心が高いのが、こと趣味によっては年齢の若い層に偏り勝ちで、
事柄に関しての時代背景の考証がお座成りになる事態も日常的に起こる。
その事柄に係わった当事者やその後継者が執筆し、利害関係を生む場合もあり、
後世に広く一般に定着した観点を文書化する紙媒体の辞典とは、この点で大きく性格が異なる。