秋田県立大学

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453学籍番号:774 氏名:_____
11)森林環境税が「額面通りの税制」としては全く機能しないカモフラージュ
もしくはデコイ(おとり)に過ぎない事は、
財団法人秋田県林業公社の財務状況を確認すれば明らかである。
http://www.pref.akita.jp/kaikaku/14sanseku/b25.pdf

森林環境税の額面通りの税収規模は年間約6億円に過ぎないが、
財団法人秋田県林業公社の借金は320億円。しかも経常収入が年間約8億円
に過ぎないのに対し、経常支出が年間16億円。すなわち320億円の借金を
抱えた上で、年間差し引き8億円の赤字が拡大している。更に320億円の
借金には年々利子も付く。利子の利率が仮に3%としても年間10億円の利子が
加算されていく計算だ。という事は秋田県林業公社の事業だけで年間18億円もの赤字が
年々拡大している事になる。この公社の資産総額は表の中では高く見えるが実際は山林なので
実は二束三文である。

という事は借金320億円に年々更に18億円の借金が新たに加算されている事になる。
これは構造的なものなので何とも仕様がない。そういった状況において、大々的に森林環境税と
銘打って年間わずか6億円の税収を得ても、もはや何とも仕様がないのは明らかで、
マスコミ他の森林環境税報道は税制としては実は成立しておらず、その影に隠れた何者かがないと
本来こういった水準の税制は存在価値がないのである。すなわち、カモフラージュに過ぎない。