【ふぃー】九医六【小生最高】

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333学籍番号:774 氏名:_____
 九州大(梶山千里学長)が大学病院(福岡市東区)の残存決定を変更し、
伊都キャンパス(同市西区)への移転を検討している問題で、文部科学省が
移転に難色を示したため、九大が06年度予算の概算要求に計画変更を
盛り込めなかったことが分かった。九大は07年度予算で再度要求するが、
再び難色を示されれば計画変更を断念する意向だ。

 九大は、既に決定していた病院の馬出地区残存を変更し、伊都に統合
移転する案を検討している。移転資金は病院跡地を担保に金融機関から
調達し、返済を国に一時肩代わりしてもらう枠組みを想定していた。

 昨春、06年度予算に計画変更を盛り込もうと文科省に打診したが、
同省は「国の交付金を返済に当て込んだ計画は認められない」と回答。
九大は「土地処分は既に目途が付いており、土地売却益が入れば、
肩代わり分を返すこともできる」としたが、前例がないなどの理由で、
計画変更を盛り込むことを断念した。

 病院跡地には、裁判所や検察庁、弁護士会館など司法機関を集中
させて、県庁・県警と一体化した権力中枢センター構想があり、福岡市や
地元住民もこれを前提とした街づくり計画を検討している。
九大病院の移転計画が中断すれば、この構想にも影響を与えかねず、
市は「街づくりのマイナスになる」と強く懸念している。

 有川節夫・九大副学長は「07年度に再度挑戦したいが、
それでもだめなら、病院跡地利用計画にも支障が出かねない。
その時は(計画変更そのものを)断念することになるだろう」と述べた。