【鮮ウジムシ】「外国人は出ていけ」〜悪化する外国人嫌悪症、昔は貧しい国出身者、今は白人など無差別に拡散
■我が国で吹き荒れる外国人排斥運動。だが、悪いのは韓国人に譲歩しない白人だろう。
韓国で活動中であるネイティブ・スピーカー英語講師の会代表を引き受けた米国人A氏は‘KEK
(Kill White in Korea)’という団体から受けた衝撃的なe-メールを忘れることができない。ここには
「外国人を一名ずつ処断する。騒がずに韓国を出ていけ」という脅迫内容が入っていた。A氏のよ
うに韓国人から人種差別的な侮辱にあった外国人が増加している。
これまでアフリカや東南アジア地域の一部貧しい国出身だけに集中した‘外国人嫌悪’(ゼノフォビ
ア)現象が国籍を問わず無差別的に広がる傾向だ。歴史学者は我が国が古くから他の民族に寛
大だったが、かえって日帝時代の虐殺などゼノフォビアの狂風で犠牲になった歴史的事例を挙げ
て外国人嫌悪症を急いでブロックしなければなければならないと指摘する。
白人は麻薬違反の可能性がある?=最近の西洋人嫌悪現象は各種の外国人犯罪から始まっ
た。駐韓米軍などが犯した犯罪が相次いで報道され私たちの社会で西洋人に対する警戒心が高
まったのだ。昨年9月、駐韓米軍所属兵士がソウル麻浦(マポ)コシテルで女子高生を性暴行した
かと思えば先月はソウルのある私立大学寄宿舎でロシア人など外国人留学生3人が麻薬を吸入
して警察に立件されたのが典型的な事例だ。
殺人を犯して逃亡して来た外国人塾講師が摘発されるとすぐに父兄を中心にこの講師の身分を
確認しようとする動きが始まった。‘不法外国人講師’を退治するとして作られたあるインターネット
カフェには1万人を越える会員が加入した。(後略)
問題はこういう活動が行き過ぎれば無分別なゼノフォビアが広がりかねないという点だ。「東南ア
ジア労働者ばかり嫌うのはやめよう」というあるインターネット文はちょっと見れば移住民の労働者
を差別しないようにしようという様に見える。しかし、内容を見れば「英語ができるからと各種の恩
恵と共に簡単に金を儲ける西洋人をもっと嫌わなければならない」という趣旨だ。
あるネチズンは「韓国で英語を教える外国人は自国で犯罪者だったか低質下流の流れ者だった」
と侮辱した。これについて外国人講師らは一部の韓国人が講師を尾行して家の近くで張り込みを
するとか犯罪容疑をかけたり私生活を深刻に侵害する場合もあると悔しさを吐露している。
韓国情報に明るい国内滞在外国人の間で‘パワーブロガー’と呼ばれるロバート・コーラーは「警
察でもない一個人が組織を作って他人の家の前で見張ったり追跡するのは不法ストーキング」と
批判した。ソウル江南(カンナム)のある語学院講師のマクロ(24)は「なぜそのような人々は外国人
だけ追跡するのか」として「外国人ばかり監視するのは人種差別的な行動」と話した。
イ・ジャスミンさんは去る4・11総選挙で移住民出身では初めて大韓民国国会議員(セヌリ党比例
代表)に名前を上げた。しかし、その後‘(故国の)フィリピンに帰れ’等人種差別的な攻撃を受けた。
(中略)
イ・ジャスミンさんの国会議員当選をめぐりある移住労働者反対団体幹部は「イ氏の当選は毒草
を育てるようなもの」と毒舌を浴びせた。「低級な外国人労働者が韓民族の血を汚している。」
「最下層の移民労働者を持ってきて我が国の人々と結婚させるのは民族抹殺行為だ。」一部、外
国人嫌悪サイトやインターネットカフェはこのようにゆがんだ‘純血主義’から出た憎しみ混じりの
文が書き込まれている。
http://joongang.joinsmsn.com/article/514/7958514.html?ctg=1200&cloc=joongang%7Chome%7Ctop