第三十八集 潯陽楼にて反詩を題す(この集はアクションシーンなく台詞多し、また前半は原作にはない)
梁山泊にて
その頃梁山泊では呉用の所に林冲がやってきて、二龍山には魯智深等豪傑がいる梁山泊に合流させたいと提案
意見が一致する。林冲はまた魯智深に妻や家族を守るよう頼んでいたため、妻の消息も知りたかった。
二龍山にて
呉用二龍山の作りを見て楊志や魯智深の軍事知識に感心する。張青と林冲の弟子曹正に迎えられた二人。すぐ
に魯智深と会って妻の様子を聞きたい愛妻家の林冲だが、魯智深はいない。魯智深の言いつけは先に食事して
いてくれだった。孫二娘が酒を注ぎながら、魯智深のいない言い訳に、坊主頭ではみっともないので髪を伸ばして
いると、冗談のようなわけのわからないことを言う。他の幹部、楊志、武松、施恩、らも妙な表情をする。不審に思
った呉用は、酒を飲む林冲を遮るように言う。「魯智深がいない事をごまかすためその酒を注いでいる。思うにそ
の酒やこの宴は何か仕掛けがある。我らを捕まえ無理やり此の砦のリーダーにでも担いで梁山泊を分裂させよう
とでもいう下心でもあるのか」かっとした孫二娘酒を飲んで見せる。楊志進み出て呉用に、いつぞや黄泥崗でしび
れ薬を飲ましたのは誰だった、と皮肉を言う。とそのとき魯智深異様な姿で現れる。自分で自分を縛り刀をくわえ
た姿の魯智深は言う、兄貴俺を殺してくれ。楊志と武松が横からかわるがわる説明する。魯智深が東京に帰り着
いた日、すぐに林冲の家に行かずにその晩酔いつぶれていた。しかしその日高毬の息子に追い詰められた林冲
の妻は火の中で首を吊った、助けに駆けつけた魯智深はついに助けだすことはできなかった。。二龍山の幹部
たちの様子がおかしかったのはこの事情のためだった。お前を見損なったぞと嘆く林冲、魯智深は報復に高毬の
息子を焼き殺していたが、林冲それでもカッとなって刀を振るう。しかし最後に踏みとどまり魯智深を許し、自分を
責める。魯智深林冲に提案する、ここの頭領となってくれ、そして皆で東京に攻め上り高毬の首を取ろうと。一晩
過ごした林冲と呉用翌日改めて呉用が梁山泊へ合流しないかと誘う。しかし楊志が、俺から奪った生辰綱は人民
に還元しなかっただろう、そもそも晁蓋の人間性がダメだと恨みを込めて言う。呉用もし宋江が頭領ならというと
皆それなら考えないこともないと言う。しかし宋江にその意志はない。林冲も魯智深の二龍山に残ってくれという
頼みを断る。皆は合流話は棚上げにして別れる。
江州潯陽楼にて
二日酔いの宋江ドッペルゲンガーと会話している。野心を抱いている方の宋江のよう。これもあとで反詩を書く
伏線か。宋江には抑えている野心があると言いたいか。さて宋江飲み友達の李逵らを探すが今日に限って誰も
いない。仕方なく潯陽楼に一人で上り、景勝の地に満足する。テーブルに兄弟たちの分まで食事を並べ寂しさを
紛らわしながら深酒をする。飲むにしたがって来し方行く末を思い憂鬱になる。青雲の志を抱いて学問をし、役
人になり、江湖に知られる存在になったのに、いまは額に刺青をし、名利もなく江州くんだりで配流の身分だ。
激情に駆られ詞を書く。自幼曾攻經史,長成亦有權謀。恰如猛虎臥荒丘,潛伏爪牙忍受。不幸刺文雙頰,
哪堪配在江州。他年若得報冤讎,血染潯陽江口。心在山東身在吳,飄蓬江海謾嗟吁。他時若遂凌%8POST /test/bbs.cgi HTTP/1.1
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