【ごるステ】まんごるもあ【皇居のお堀に入浴剤】1包目
なお、アストラルゲートでは、遺伝的記憶を解読し、人類に纏わるすべての病気は深層無意識の混濁をその真相として捉え、暗黒世界における
境界線操作によって治療することを研究課題とする。
第3章 透視治癒能力
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一般的に、精神状態を変化させるためには脳波誘導に効果があるとされる。そして、精神の安定はα波、肉体の新陳代謝の安定はδ波が有効であると
言われている。
しかしながら、δ波の状態は睡眠中にしか現れない。通常では、シーター波の段階で意識は消失し、眠りの状態に入るからである。
そこで、肉体の病因部位にだけδ波を増幅するようにコントロールしなければならない。
その思想的根拠は、イルカの脳にある。イルカは、呼吸するために海面に上がる必要があり、海中を不眠不休で泳ぎ続けているが、ある研究によると
左右の脳が交互に休眠していると言われている。
一見、人間では到底考えられないとも思えるが、これと類似した活動は可能である。
これには次のような前提条件があげられる。まず、暗黒世界における境界線操作と脳波誘導により、精神支配を行う。そして、医学的人体構造の知識、
即ち、神経−骨−血管、および、末梢神経−脊髄経路、動脈−心臓経路、骨の構造・機能を把握しておくことである。そして、骨の構造・機能は、髄膜や骨膜
にも末梢神経があるため、脳幹を意識的中枢として透視能力によって脊椎とその全身骨格を網羅できる。この基本的な知識を習得するためには、人体骨
格標本を必須とする。
また、精神支配には、第2章で示唆したように普遍的無意識の混濁が原因で、δ波誘導における想念体が翻弄されることがあるため、特に瞑想にも卓越
しなければならない。想念体は、暗黒世界の境界線操作によって具現世界(アストラルゲート)として機能することがある。
ここでの理想的な姿勢は固定ではなくリラクゼーションや眠り心地の追求と同じものであるから、血流循環と治癒能力を促進するように軽い運動をしたのち
、柔軟な姿勢を意識して横になることが好ましい。
実際の治癒能力は病因部位の末梢神経から得られる血流の僅かな振動を知覚することにより得られる。δ波誘導時における末梢神経からの刺激は、
同時に血流を促進し、毛細血管の潤滑を改善させる働きがあり、また、疲労物質や病原菌の排泄能力を短時間で賦活する。
これを、治癒能力を発動する、という。通常、その所要時間は、5分から20分程度である。
即ち、精神支配による肉体細胞の構成組織との知覚神経刺激を通じて、末梢神経、血液循環、骨の構造・機能との調和を織り成し、病因部位に対する
治癒能力が得られる。
透視能力については、治癒能力の発動時に血流の改善が極めて緩やかであるとき、治癒能力が発動しない場合にはその神経系周囲に、何らかの異常が
存在しているため、その部位を特定するために必要となってくる。神経系は人体が有する暗黒世界の記憶とともに神経経路が構築されており、この記憶を
参照することでこの異常部位を探索し、特定することができる。
つまり、異常部位が存在し、且つ、これを特定できていない段階では、治癒能力の発動までの所要時間は何十倍にも膨れ上がるため、治癒能力の意味がなく、
この発動時間を短縮するために神経医学的可塑性そのものに対して神経経路を探索するための透視能力が必要となる。
治癒能力の発動以前での神経経路の探索は明瞭ではなく、真意不明のまま治癒能力の発動を展開しても、根拠のない治療法と同じであり、それは間違った
方針や治療放棄を生み出しかねない。
頭部の複合疾患に対しては、1日につき2、3時間を要し、3日後にようやく治癒能力が発動する。この間、神経経路の探索が明瞭になっていくため、病因の
深部へと治癒能力を展開することができるのである。