【ごるステ】まんごるもあ【皇居のお堀に入浴剤】1包目
第5 処置入院の実態
2月7日,都の輪番制により当日の当番病院であった駒木野病院に救急車で移送された。
閉鎖病棟の隔離室に到着後,一旦,拘束具を解かれたので,都からのお知らせを読もうとしたところ,主治医(市川医師)に「後で読んでください」と止められた。
その後,複数人の看護士に採血や入院時の説明のことで同時に話しかけられたので淡々とそれに答えていたら,「今,パニック状態なのでもう1日拘束します。
ここでは医師に逆らうとこうなります」と脅迫めいた説明を受け,理由もはっきりしないまま翌日まで身体を拘束された。
2月8日,拘束具を外されたが,足が痛くて曲げることができず,入浴時は点滴を付けたまま車椅子で移動した。
隔離室の状況については,換気扇の音が煩くて大量のほこりが付着しており,まったく手入れがされておらず,そのため異音と熱を発していた。
床は,気持ちの悪い緑色のコンクリートで,薬品臭がしており,裸足で床に触れて薬品火傷をしても洗うことができず,不快感で不眠症の原因になった。
蛍光灯は2つで,そのうち1つは端が黒ずんでいて微かにチカチカしており,起きているだけで目が痛くなった。隔離室を出てすぐにロビーと喫煙室があり,
テレビや空調関係でも劣悪な騒音が生じていた。
隣の隔離室からは,精神薄弱者らしき人物が一日に何時間も奇声をあげており,看護士からうるさいなどと怒鳴られたり蹴られたりしていた。
また,その看護士は隣部屋の私に対しても「コイツ殴っていいよ。思いっきり。俺が許可する。」などと暴行を教唆したが,拒否した。
また,別の看護士から「何かあれば来ますので呼んでください」との説明を受けたので,トイレを流してもらうために呼んでみたが,20分以上も来てもらえなかった。
以後,食事時にしかトイレを流して貰えず,夜間にも頓服の睡眠薬を貰えなかった。
その後,同月30日まで,隔離室に入れられた。巨大な窓のせいで室内の温度差が激しく,ベッドも硬くて安心して眠ることができなかったため,
不眠症が悪化する一方で,微熱も下がらなかった。また,体温計が37度を超えると測り直しをしたり,体温を測らない日が何度もあった。また,
常備薬として持っていた睡眠薬のメラトニンと精神安定作用のあるカルシウムを,病院で処方できない事を理由に禁止され,不眠症が悪化した。
当時処方された精神安定剤のインヴェガ6mgについて,主治医の説明では副作用はないとのウソの説明を受けたが,実際には統合失調症が悪化するなどの
副作用があり,「5日間ほとんど寝てない」「横になると動悸が激しくて心臓が痛い」「不眠症で統合失調症が悪化した」「昔飲んでいた抗不安薬をください」と訴えても,
その日は精神安定剤のリスパダールしか出して貰えなかった。
翌日,寒気がして気分が悪くなり嘔吐した。また,夕食後に精神安定剤のインヴェガを無断で増やされ,看護士から「これから頑張って飲んでください」と言われたが,
医師から説明を受けていなかったため拒否した。
また,睡眠薬を頓服で貰えなかったため,毎日内服(ロザレム,ソレントミン,セレネース,マイスリー)で飲んだが,劣悪な環境のため,
いずれも数日後には効かなくなった。2月31日から3月22日の退院までは大部屋に移動し,睡眠薬を1度も使わずに快眠した。
他にも,食事は魚ばかりで醤油や塩等の調味料がなく,食欲がないのに1日に3度も食べさせられた。また,カロリー摂取量と相当の運動ができず,
不味いので食べなかったり残したりすると執拗に文句を言われた。メタボリック症候群や糖尿病になったり,便秘を繰り返して腹痛になり看護士に摘便や
大量の下剤を処方されたりされていた患者が無数にいたので,おぞましかった。患者の意見として,このような劣悪な環境が改善されないことついて,
病院側は限界があることを認めた。(なお,内分泌や粘液を活性化するビタミンCは持参した分のみ許可されたため便秘にはならなかったが追加購入は禁止された。)
また,この病院では,院内感染で水虫菌が大流行しており,他にも院内で排泄物を垂れ流す患者があちこちにいた。
このような劣悪な環境で,ジャーナリストとしての地位とプライドが脅かされ,同じ精神病患者として扱われたことで著しく名誉が傷つけられた。
また,日本の精神病院は,世界的に見ても病院として機能しておらず,まさしく強制収容所として利用されていることに注意すべきである。