【ごるステ】まんごるもあ【皇居のお堀に入浴剤】1包目
恐怖の大王(きょうふのだいおう、仏: un grand Roi d'effrayeur)とは、16世紀の占星術師ノストラダムスが刊行した『予言集』(百詩篇)のうち、
第10巻72番の詩に登場する用語である。
『予言集』が刊行されてからしばらくは、件の詩もろともノストラダムスの予言の中でそれほど注目される存在ではなかったが、20世紀後半には
詩に書かれた年号である1999年に起こるであろう人類滅亡、ないしはそれに類似した破局的事件を予言するキーワードとみなされ、その正体を
巡って信奉者の間で議論が百出した。
恐怖の大王は支払い役の大王とも訳せるが、それについては#第10巻72番を参照のこと。
また、4行目にも複数の訳し方があり得るため、この詩から確実に読み取れるのは、「恐怖の大王は1999年に空から来る、アンゴルモアの大王を甦らせる存在だ」、
ということだけである。
恐怖の大王の正体を最初に解釈したのは、17世紀末の信奉者バルタザール・ギノーである。彼は、アンゴルモワの大王をアングーモワの大王、
つまりフランスの大王ルイ14世と解釈し、恐怖の大王はルイ14世の再来を思わせるような欧州諸国を恐怖させるフランスの大王と解釈した。
彼の解釈は、人類滅亡というトーンからは程遠い。
その後、「恐怖の大王」解釈どころかこの詩自体に触れる論者がほとんどいなくなる。20世紀に入ると再び注目されるようになるが、1920年代から
30年代にかけて多く見られたのは、欧州を恐怖させるアジアの大王が空路でやってくるという解釈であった。第二次世界大戦と前後する頃から、
恐怖の大王の解釈は多様化し、ヨーロッパの局地的破局にとどまらず、人類滅亡に結びつけるような解釈も見られるようになった。
日本では、五島勉が『ノストラダムスの大予言』(祥伝社、 1973年)で人類滅亡説をセンセーショナルに紹介したことによって、「恐怖の大王」=
「人類を滅亡させる何か」という図式が広く知られることになった。なお、五島は後に、自分の著書を当時のマスコミがセンセーショナルに取り上げたのが
原因であって、自分は殊更滅亡を煽る書き方はしなかった、という趣旨の釈明をしている。しかし、山本弘らの検証で、五島が滅亡説の根拠として挙げていた
史料や他の研究者の著書からの引用は、いずれも五島の創作に過ぎなかったことが確実視されている。
実証的な立場の論者の研究でも、「恐怖の大王」については明確な合意形成ができていない(「アンゴルモアの大王」がフランソワ1世のことであろう、
という点ではほぼ一致している)。さしあたり、各論者の説を列挙すると以下の通り。
歴史家ルイ・シュロッセは、1999年7月は1559年7月を改変したものとみなし、この詩はその時のアンリ2世の死をもとに作成されたと見なした。
彼の解釈では、恐怖の大王は「死」の暗喩であるという。
古典文学のアグレジェであるロジェ・プレヴォは、この詩の歴史上のモデルをジョフロワ・ド・ブイヨン (Geoffroi de Bouillon) による
1099年7月のエルサレム占領と見なした。そして、「恐怖(effrayeur)の」大王は、英雄として語り継がれた「ジョフロワ (Geoffroi)」の言葉遊びであるとみなした。
フランス文学者の高田勇は、「アンゴルモワの大王を復活させる恐怖の大王」は「フランソワ1世の再来を思わせる強大な王」を意味しているとみなした。
作家のピーター・ラメジャラーは、この詩の土台になっているものとして2つの出典を挙げている。ひとつ目は、1526年8月に当時捕虜となっていたフランソワ1世を
カール5世が訪問し、これが一つの契機となって翌年3月(この詩の四行目は「3月の前後に首尾よく統治する」とも訳せる)にフランソワ1世がフランス王国に返り
咲いたことである。つまり、この場合フランソワ1世を復活させた「恐怖の大王」はカール5世を想定していることになる。そして、もう一つ、この詩には『ミラビリス・
リベル』などに登場する終末の教皇のモチーフ「天使的な牧者」のイメージが重ねあわされているとしている。
信奉者による恐怖の大王の解釈例
信奉者の間では、歴史的な出典や文学的な出典といった根拠らしい根拠がほとんど考慮されることなく、様々な説が飛びかった。
以下では、各説とその主張者(代表的な人物1名の例示にとどめる)を列挙した。
1999年6月までに提示された解釈
# 空軍の大編隊(Andr Lamont, Nostradamus Sees All. From 1555 To 3797, W.foulsham Co., 1943)
# 反キリスト(M. P. Edouard et Jean Mezerette, Texte original des Prophties de Michel Nostradamus, Les Belles Editions, 1947)
# 異星人(Stewart Robb, The Prophecies on World events by Nostradamus, Liveright, 1961)
* 可能性の一つとして挙げている。
# 日食 (Dr.N.A.Centurio, Nostradamus Prophetische Weltgeschichte, Turm-Verlag, 1977)
* チェントゥリオらによれば、「恐怖の大王」は16世紀当時には日食を表す慣用表現であったという。ただし、実証的立場の研究者でこの点を
追認した者は一人もいないため、真偽不明。1999年8月11日に欧州の一部などで皆既日食が起こったこと自体は事実であり、ピエール・ブランダ
ムールのように実証的な立場の論者の中にも何らかの関連性を示唆するものはいた。
# 天体の衝突(Serges Hutin, Les Prophties de Nostradamus,Pierre Belfond, 1981)
# 地球に大洪水をもたらす氷天体の接近(中村恵一『ノストラダムス予言の構造』思索社、1982年)
# サタン(内藤正俊『ノストラダムスと聖書の預言』暁書房、1986年)
# 木星の衛星イオの欠片(川尻徹『ノストラダムス最後の天啓』二見書房、1990年)
* 川尻は世界史を裏から操る「影の組織」が存在するという独自の陰謀論に基づき、「影の組織」が1999年に核ミサイルでイオを破壊し、
3つに割れた欠片の一つに誘導ミサイルを付けて地球に落とす、と解釈していた。同時に「影の組織」が公然と姿を現すことも示しているとしていた。
* 加治木は、1999年は一つには1988年を表しているとし、原文デフレユールに発音の近いデクエヤルによるイラン・イラク戦争の休戦調停を予言しているとした。
# 核ミサイルの雨(大川隆法『ノストラダムスの新予言』角川文庫、1990年)
* 大川自身の主張によれば、これは解釈ではなく彼の口を通じてノストラダムスの霊が語ったものであるという。
# 隕石の激突(シーザー・ノストラダムス『隕石激突』明窓出版/星雲社、1991年)
* ちなみに著者は日本人の音楽教師。
# 特定できないが1999年8月になれば分かること(エリカ・チータム『天駆ける火 包囲されし大王 未曾有の騒乱・ノストラダムス最後の大予言』二見書房、1991年)
# アジアの侵略者に立ち向かうヨーロッパの大君主の誕生(ヴライク・イオネスク『ノストラダムス・メッセージII』角川書店、1993年)
# ニューヨークで新たに世界的宗教を興す指導者(ピーター・ローリー『ノストラダムス大予言 世紀末への警告』KKベストセラーズ、1993年)
# ベスビオ山の噴火(池田邦吉『未来からの警告(メッセージ)』成星出版、1995年)
# 文鮮明(高坂満津留『解読されたノストラダムス最終暗号』光言社、1996年)
* 恐怖の大王をキリストの再臨と解釈し、それを体現した救世主が文鮮明であるとした。
# 土星探査機カッシーニ(堀江健一『ノストラダムスの謎をインターネットが解いた』二見書房、1998年)
* 原子力電池を搭載しており、1999年にスイングバイで地球に接近する時に墜落すると解釈した。
# イエス・キリスト(五島勉『ノストラダムスの大予言・最終解答編』祥伝社、1998年)
* 五島とは根拠が異なるが、懐疑論者の志水一夫も、モーツァルトの『レクイエム』に登場するキリストの尊称「レックス・トレメンダエ」が「恐るべき王」と訳せる
ことから、恐怖の大王はこの定型句をフランス語訳したものに過ぎないと断定している。ただし、16世紀フランス語の語法面などからの検証は行われていない。
# 自分(桐山靖雄『一九九九年七の月(ノストラダムス)よ、さらば!』平川出版社、1999年)
* 桐山はアンゴルモワの大王を阿含経と解釈した上で、それを甦らせる恐怖の大王とは、阿含宗を立宗した管長の自分自身であると解釈した。
# 海王星(趙顯黄『ノストラダムス一九九九年七月二十六日十七時』ルー出版、1999年)
* 海王星の衝により、これまでの価値観(戦争・黄金)が崩壊し、新たな精神的価値観が生まれると解釈した。なお、海王星の発見はノストラダムスの死後280年
ほど後のことである。
# ウイルス(山下弘道『大地からの最終警告』たま出版、1999年)
# グローバル・ポジショニング・システムの1999年8月21日問題(テレビ番組『特命リサーチ200X』、1999年6月6日放送[1])
* なお、同番組の1999年2月28日放送では、恐怖の大王(大高順雄は「金遣いの荒い大王」と訳す)はカール5世を指すという説が紹介[2]された。
1999年7月以降に展開された解釈
* 1999年7月に発売されたゲーム「S」(鬼塚五十一『ノストラダムスの預言成就!ゲーム機器があなたを殺す日が来る』さくら出版、2000年)
o 山本弘はイニシャルとゲーム内容の描写から『シーマン』のこととしている。
* 1999年7月にコソボ紛争に関連して出されたサラエボ宣言(あすかあきお『ショック・サイエンス』第3巻、1999年)
* アメリカ同時多発テロ事件(五島勉『イスラムvsアメリカ 終わりなき戦いの秘予言』青春出版社、2002年)
* デフレ(加治木義博『《新たなる時代への序曲》真説ノストラダムスの大予言』KKロングセラーズ、2002年)
o 加治木はアメリカ同時多発テロの後になって、「恐怖の(=デフレユール)」大王はこのテロ事件やデフレの意味もあったと主張した。
パロディやジョークとして発表された説
* 月野うさぎ(西谷有人、頭脳組合『超絶解釈ノストラダまス』メロン出版/星雲社、1993年)
o 漫画・アニメ『美少女戦士セーラームーン』のストーリー展開を予言していると解釈した。
o 同書および続刊の頭脳組合『ノストラダまス 予言書新解釈』(彩文館出版、1997年)には、ほかにもアニメ、プロレス、F1、音楽等になぞらえた
パロディ解釈が多く収録されている。
* 「恐怖の大王」と書いたパラシュートを付けて、飛行機から飛び降りるお笑い芸人(山本弘『トンデモ・ノストラダムス本の世界』洋泉社、1998年)
o 上記の様々な解釈事例を紹介した上で、個人的予想として「なんかのテレビ局の企画で江頭2:50あたりが絶対やりそう」と発言していた。なお続編
の『トンデモ大予言の後始末』(洋泉社、2000年)では、この予言が当たらなかったことを自ら表明している。
* バイアグラ(谷田貝和男のウェブサイト「鈴木権左衛門のSF大衆」、1998年)
o 谷田貝は前述の『ノストラダまス』の著者の一人でもある。
* 阪神タイガースの監督夫人(当時)(土屋弘明『ノム虎ダムスの優勝大予言』扶桑社、1999年)
o 「この年に阪神タイガースが優勝し彼女が道頓堀川に飛び込む」と解釈した。
* 天津飯(嘉門達夫「ワンダーランド3」アルバム『お前はまちがっとる!』(1999年)収録)
フィクションの中での恐怖の大王
なお以下に記した各作品の中には、原詩にある「恐怖の大王」とそれによって蘇らされることになっている「アンゴルモアの大王」が混同されてしまっているものが、
多く存在する。
* 人格改造を行うウイルスを媒介する特殊な蚊(漫画『MMR』第13巻、講談社、1999年)
* 2年B組の山田(漫画『ハガキ戦士 ジャンプ団 MISSION 3』、集英社、1999年)
* 地球を破壊しに来たアンゴル=モアという宇宙人の少女(漫画・アニメ『ケロロ軍曹』、角川書店、1999年 -)
o なお原作では、「地球に落下する廃星(隕石)」に解釈が変更されている。詳しくは当該項目を参照。
* 登場人物の一人である忍者のとびかげに似た大王(漫画『突撃!パッパラ隊』)
o なお同作品では、他に「恐怖の女王」も登場した。
* デビル教団のトップであるアンゴルモア大王(漫画『神聖モテモテ王国』)
* 彗星(漫画『僕は少年探偵ダン♪♪』)
* アンコロモチという名の怪物(漫画『Dr.スランプ』)
* あんごろもあという名の幼女(漫画『あんごろもあちゃんの地球侵略にっき』)
1.序章
ノストラダムスといえば社会的に大きく取り上げられた時があった。「今さら」という意見が聞こえてきそうだが、再度「取り上げてほしい」という意見が寄せられた。
その理由が完全にノストラダムスの予言に終止符を打ってほしいとのことだった。沢山の方々の情報が寄せられたが、特に「ちゃんぽん」さんに提供していただい
た意見が現実的であり、私としては有力だと考えた。そこで、「ちゃんぽん」さんにご尽力いただき意見を展開してゆく。
2.全てはここから始まった…
16世紀、フランスに生まれた預言者ミシェル・ノストラダムス(1503〜1566)、彼が残した全10巻の本の中には未来に起こる数多くの出来事が予言されている。
3.的中する予言!?
その年は金星の近くにやってくる。
アジアとアフリカの二大勢力はラインとヒスターからきたものと呼ばれマルタ島とリグリア海岸には叫びと涙があるだろう。 これは有名な予言の一つであるという。
実は「ヒトラー」の出現を予言していたというのだ。この他にも「ケネディ暗殺」・原子爆弾などを予言していたという。
4.話題になった予言
1999年7の月
空から恐怖の大王が舞い降りてアンゴルモアの大王を甦らせる。
その前後マルスが幸福に世界を支配するだろう。 ノストラダムスという言葉が社会に浸透すると数々の書籍も発売され、探査機カッシーニ墜落・北朝鮮の核ミサイル・
アメリカの世界征服・環境破壊・ポールシフト(地軸変動)・宇宙人襲来…etcなど数々の説がメディアで取り上げられることも多かった。
5.ノストラダムスの生涯
ノストラダムスは晩年、医者としてその名が知られていた。当時ペストが流行し、彼はペストの撲滅に尽力し、人々から尊敬されていた。当時は医学はあまり発達しておらず
、占星術などによって病が治ると考えられており、彼の影響を受けた一人である。
6.予言の誤釈
でははたしてノストラダムスの予言は確かに的中していたのであろうか。先ほど挙げた予言の解釈は間違えているということがいわれている。もう一度掲載してみよう。
これはヒトラーの出現を予言したものだといわれているが、実際は誤釈である可能性が高いという。ヒスラーは「ヒトラー」と考えられていたが、
フランス語には「ヒ」という発音が無いのだ。「ヒスター(実際はイスター)」とはドナウ川の古い読み名であり、不思議捜査官 ちゃんぽんの解釈
によればライン川と[ヒスター(イスター)]=[ドナウ川]で、侵略者がドナウ川を遡ってライン川を越え、フランスに攻め込むという解釈になるという。
また、侵略者というのは当時の「オスマン帝国」のことであり、二大勢力というのは「オスマン帝国」「バルバロス海賊」の勢力のことを表すという。
しかし、実際は予言通りではなく、失敗した。
7.世間を騒がした問題の詩は!?
では世間を騒がした詩は一体なにを表しているのか。ちゃんぽんさんの説明によるとノストラダムスが世界絶滅を予言するはずはないという。
ノストラダムスはイエスによる救済を望むカトリック教徒であり、人類の終わりを予言するはずは無いというのだ。もし、仮にそのような世界の終末を
予言する詩を書いたならば異端審問にかけられ、死刑だったという。この詩も同様にノストラダムスの予言は恐怖の大王=オスマン帝国であり、
アンゴルモアの大王=フランソア1世のことであるという。当時フランソア1世はアンゴルモア(領地名)の大王であったのだ。事実、フランソア1世と
オスマン帝国が同盟を結び、大勢の犠牲者が出た。つまり、1999年ごろに同様にオスマン帝国とフランス王が同盟を結むことを表すことをノストラ
ダムスは予言していたというのだ。(オスマン帝国は現在は存在しない)
8.結果
以上のことをまとめてみれば、ノストラダムスは終末を到来する思想はなく、当時オスマン帝国とフランスの王(フランソワ1世)が結んだ同盟により多数の犠牲者が出た。
このように1999年にも同様にオスマン帝国(現在は存在しない)とフランスの王が同盟を結び、多数の犠牲者が出てしまうのではないかと予言していたのである。
9.不思議捜査官 ちゃんぽんより(一部抜粋)
今回は初めての投稿ということで不安でしたが、無事長官が編集してくれ、たいへん嬉しく思っています。このようにノストラダムスの予言は歴史的な観点
・当時の生活から考えてみることが大切だと思います。長い文章をお読みいただきありがとうございました。
10.長官より
印象に残ったのは歴史的背景に重要な鍵があるということだ。私が当時気になっていたのは探査機カッシーニ墜落説であった。カッシーニは
当時地球をスウィングバイするために地球を回る必要があり、それが墜落する可能性があった。カッシーニ自体の墜落だけでなく、プルトニウムが積まれていた
ことがその原因だった。プルト二ウムは東西ドイツの時代にも、密売されていたほど危険である。有名なのは、1945年8月9日、11時02分に長崎に投下された
原爆、「ファットマン」だ。カッシーニの際には、プルトニウムは使用せず、太陽電池などを利用するのだが、太陽から離れた位置を飛行するために付けられていた。
仮に墜落すると放射線が地球全体に拡散し、生物は生存出来なくなっていたといわれている。 NHKに出演したNASAの科学者が「任務遂行のためにはリスクを伴います」
と発言した時には一層の不安が残った。墜落する確率は100万分の1といわれていたが、やはり恐怖心はあった。事故を起こしたチャレンジャーも墜落する確率は50万
分の1と発表されていたからだ。その後、墜落後は20分の1であったと訂正されたが、カッシーニの場合は地球の存亡がかかっているので特に失敗は許されなかった。
* 加治木は、1999年は一つには1988年を表しているとし、原文デフレユールに発音の近いデクエヤルによるイラン・イラク戦争の休戦調停を予言しているとした。
# 核ミサイルの雨(大川隆法『ノストラダムスの新予言』角川文庫、1990年)
* 大川自身の主張によれば、これは解釈ではなく彼の口を通じてノストラダムスの霊が語ったものであるという。
# 隕石の激突(シーザー・ノストラダムス『隕石激突』明窓出版/星雲社、1991年)
* ちなみに著者は日本人の音楽教師。
# 特定できないが1999年8月になれば分かること(エリカ・チータム『天駆ける火 包囲されし大王 未曾有の騒乱・ノストラダムス最後の大予言』二見書房、1991年)
# アジアの侵略者に立ち向かうヨーロッパの大君主の誕生(ヴライク・イオネスク『ノストラダムス・メッセージII』角川書店、1993年)
# ニューヨークで新たに世界的宗教を興す指導者(ピーター・ローリー『ノストラダムス大予言 世紀末への警告』KKベストセラーズ、1993年)
# ベスビオ山の噴火(池田邦吉『未来からの警告(メッセージ)』成星出版、1995年)
# 文鮮明(高坂満津留『解読されたノストラダムス最終暗号』光言社、1996年)
* 恐怖の大王をキリストの再臨と解釈し、それを体現した救世主が文鮮明であるとした。
# 土星探査機カッシーニ(堀江健一『ノストラダムスの謎をインターネットが解いた』二見書房、1998年)
* 原子力電池を搭載しており、1999年にスイングバイで地球に接近する時に墜落すると解釈した。
# イエス・キリスト(五島勉『ノストラダムスの大予言・最終解答編』祥伝社、1998年)
* 五島とは根拠が異なるが、懐疑論者の志水一夫も、モーツァルトの『レクイエム』に登場するキリストの尊称「レックス・トレメンダエ」が「恐るべき王」と訳せる
ことから、恐怖の大王はこの定型句をフランス語訳したものに過ぎないと断定している。ただし、16世紀フランス語の語法面などからの検証は行われていない。
# 自分(桐山靖雄『一九九九年七の月(ノストラダムス)よ、さらば!』平川出版社、1999年)
* 桐山はアンゴルモワの大王を阿含経と解釈した上で、それを甦らせる恐怖の大王とは、阿含宗を立宗した管長の自分自身であると解釈した。
# 海王星(趙顯黄『ノストラダムス一九九九年七月二十六日十七時』ルー出版、1999年)
* 海王星の衝により、これまでの価値観(戦争・黄金)が崩壊し、新たな精神的価値観が生まれると解釈した。なお、海王星の発見はノストラダムスの死後280年
ほど後のことである。
# ウイルス(山下弘道『大地からの最終警告』たま出版、1999年)
# グローバル・ポジショニング・システムの1999年8月21日問題(テレビ番組『特命リサーチ200X』、1999年6月6日放送[1])
* なお、同番組の1999年2月28日放送では、恐怖の大王(大高順雄は「金遣いの荒い大王」と訳す)はカール5世を指すという説が紹介[2]された。
これはヒトラーの出現を予言したものだといわれているが、実際は誤釈である可能性が高いという。ヒスラーは「ヒトラー」と考えられていたが、
フランス語には「ヒ」という発音が無いのだ。「ヒスター(実際はイスター)」とはドナウ川の古い読み名であり、不思議捜査官 ちゃんぽんの解釈
によればライン川と[ヒスター(イスター)]=[ドナウ川]で、侵略者がドナウ川を遡ってライン川を越え、フランスに攻め込むという解釈になるという。
また、侵略者というのは当時の「オスマン帝国」のことであり、二大勢力というのは「オスマン帝国」「バルバロス海賊」の勢力のことを表すという。
しかし、実際は予言通りではなく、失敗した。
7.世間を騒がした問題の詩は!?
では世間を騒がした詩は一体なにを表しているのか。ちゃんぽんさんの説明によるとノストラダムスが世界絶滅を予言するはずはないという。
ノストラダムスはイエスによる救済を望むカトリック教徒であり、人類の終わりを予言するはずは無いというのだ。もし、仮にそのような世界の終末を
予言する詩を書いたならば異端審問にかけられ、死刑だったという。この詩も同様にノストラダムスの予言は恐怖の大王=オスマン帝国であり、
アンゴルモアの大王=フランソア1世のことであるという。当時フランソア1世はアンゴルモア(領地名)の大王であったのだ。事実、フランソア1世と
オスマン帝国が同盟を結び、大勢の犠牲者が出た。つまり、1999年ごろに同様にオスマン帝国とフランス王が同盟を結むことを表すことをノストラ
ダムスは予言していたというのだ。(オスマン帝国は現在は存在しない)
8.結果
以上のことをまとめてみれば、ノストラダムスは終末を到来する思想はなく、当時オスマン帝国とフランスの王(フランソワ1世)が結んだ同盟により多数の犠牲者が出た。
このように1999年にも同様にオスマン帝国(現在は存在しない)とフランスの王が同盟を結び、多数の犠牲者が出てしまうのではないかと予言していたのである。
9.不思議捜査官 ちゃんぽんより(一部抜粋)
今回は初めての投稿ということで不安でしたが、無事長官が編集してくれ、たいへん嬉しく思っています。このようにノストラダムスの予言は歴史的な観点
・当時の生活から考えてみることが大切だと思います。長い文章をお読みいただきありがとうございました。
10.長官より
印象に残ったのは歴史的背景に重要な鍵があるということだ。私が当時気になっていたのは探査機カッシーニ墜落説であった。カッシーニは
当時地球をスウィングバイするために地球を回る必要があり、それが墜落する可能性があった。カッシーニ自体の墜落だけでなく、プルトニウムが積まれていた
ことがその原因だった。プルト二ウムは東西ドイツの時代にも、密売されていたほど危険である。有名なのは、1945年8月9日、11時02分に長崎に投下された
原爆、「ファットマン」だ。カッシーニの際には、プルトニウムは使用せず、太陽電池などを利用するのだが、太陽から離れた位置を飛行するために付けられていた。
仮に墜落すると放射線が地球全体に拡散し、生物は生存出来なくなっていたといわれている。 NHKに出演したNASAの科学者が「任務遂行のためにはリスクを伴います」
と発言した時には一層の不安が残った。墜落する確率は100万分の1といわれていたが、やはり恐怖心はあった。事故を起こしたチャレンジャーも墜落する確率は50万
分の1と発表されていたからだ。その後、墜落後は20分の1であったと訂正されたが、カッシーニの場合は地球の存亡がかかっているので特に失敗は許されなかった。
ノストラダムスの大予言! 「2012年人類滅亡」恐怖の大王が降ってくる!?
ノストラダムス(1503年〜1566年)は、ユダヤ人を先祖とするフランスの医師、占星術師、詩人、そして大予言者である。
ノストラダムスは、ナポレオンの誕生、第一次世界大戦、第二次世界大戦、ヒトラーの出現、ケネディ暗殺等、歴史上の大事件を予言し的中させてきたと言われる。
1973年出版『ノストラダムスの大予言』(五島勉氏著)に「1999年人類滅亡」というショッキングな予言が書かれていたため、一躍ノストラダムブームが起こった。
1999年の7の月
天から恐怖の大王が降ってくる
アンゴルモアの大王をよみがえらせ
その前後の期間 マルスは幸福の名のもとに支配するだろう(予言集『諸世紀』より)
この不吉な“恐怖の大王”の正体は何か?
天変地異、人工衛星墜落、小惑星衝突、コンピュータ暴走、宇宙人襲来、世界戦争勃発…等々色々な説が取りざたされていた。
当時、ノストラダムス予言の1999年人類滅亡説を多くの人々が信じた。しかし実際には、破局的な事は何も起こらなかったため、予言は外れたものと思われた。
だが、ノストラダムスの人類滅亡予言は1999年ではなく、実は2012年だったという説がある。
ノストラダムスは「カバラ数秘術」という計算法で予言を記していた。しかし解読の間違いでカバラ数字の『13』を足し忘れていたらしい。
「1999+13=2012」。つまり、2012年に世界の終焉が訪れる可能性があるというのだ!
そして近年、新たにノストラダムスの予言絵画なども発見された。
実は彼の予言には、続きがあることがわかったのだ。
予言絵画には、ローマ教皇暗殺未遂、9・11テロ等の世界的大事件の様子が描かれていた。
そして、予言絵画によれば、現代は魚座の時代で、そして3種類の太陽に関する天体現象が起こるのがちょうど2012年だと言う。そして、2012年の冬に、
人類に何か重大な出来事が起こると予言している。