【ごるステ】まんごるもあ【皇居のお堀に入浴剤】1包目
【0016】
図2は人工視覚装置におけるハンディータイプの想像図であり、手に持ったカメラを自由に動かすことができる。
また、ポインティングデバイスはトラックボールであり、縦軸に加えて横軸にも動かすことができるが、利便性を考慮し、
例えば横軸は拡大縮小することが望ましい。
また、色情報の配置間隔を中央部には小さく、外側部には大きくすることで、変換範囲は広いままで細かい物を判別することができると思われる。
【実施例4】
【0017】
人工視覚装置における波形変換は、例えば色情報が左右ともに12個とすれば、中域の周波数は12階調となる。このときの偏移差を2倍とすれば、
ちょうど鍵盤のように1オクターブ分の12音階になる。
【0018】
ところで、シンセサイザーには12音階に対応した音程の周波数を合成して出力する装置であるが、自動演奏や音の強弱のほかに音色の加工を行うことが
できる機能がある。具体的には、音色の要素となる波形を音程の周波数に合成することで音色は決定される。つまり、音程のために用いられる16-1.6kHzの
周波数に任意の波形を合成しても、音程には影響しないように工夫することができるのである。このような音色の加工は、ピアノのペダルを踏むことでも同様に得られるものである。
【0019】
さて、人工視覚装置では、このように音程と音色を聞き分けられることを利用して、可聴域の音波への変換を行っている。例えば、映像画面の8ドット分の
色情報を音に変換する場合には、ドの音から(黒鍵盤は無視するとして)1オクターブ上のドまでを、順番に弾く。
【0020】
このときのドレミファソラシドが、8個分の色情報に対応する。さらに、音の強弱は色相に応じて変化し、青であればピアニシモのように小さく、白や黄色であれ
ばアクセントのように強くすることで表現することができる。前述した音色の加工は、明度や彩度などを表現するために用いることができる。具体的には、音色とし
て合成可能な波形を高域周波数によって生成し、音程のための周波数に基づいて波形出力を行っている。つまり、中域周波数の出力は単にSin波やパルス波の
ことではなく、高域周波数により生成された波形の出力間隔である。(例えば色相や色調ではなく単に白黒画像のような明度のみを変換するのであれば波形を高
域周波数によって生成する必要はない。)
【0021】
また、低域周波数においても同様に前述の変換処理に対する更新間隔を意味する。例えばテレビなどのように60Hzの更新間隔を設けることにより、映像から音波
への変換を連続的に行うための周波数である。
よって、各周波数の時間軸の関係式4−5が理論的に成立する。例えば、中域周波数が12階調(12個)の鍵盤である場合、低域周波数は1回の音程を聞き分けられる
最低必要な長さx12回分が必要であり、これを周波数(ヘルツ)に換算すると必然的に式4が成立する。中域周波数に対して高域周波数との関係式は、式5で示すことができる。
また、実施例1の上記式1−式2の時間軸の関係は、式6−式7であることが分かる。
(式4) 低域周波数≦中域周波数の平均値÷色情報の個数
(式5) 中域周波数≦高域周波数÷A(分解能)