【ごるステ】まんごるもあ【皇居のお堀に入浴剤】1包目
【0028】
図7では、各工程a-eと休止時間fにおいて、徐徐に間隔を広げていく脳波の賦活方法の例を示している。この方法と効果は1/fゆらぎ理論に
類似するものであり、さまざまな場面で取り入れることにより、従来の単調な刺激と比べ、ストレスを半減させることが可能である。例えば、
脳波誘導におけるα波に応用した場合、またそれが5段階である場合、通常10Hzのみを用いるところを、8から13Hzまでの帯域を変調させて
用いることにより、脳波誘導の有効率は高くなる。もちろん、図8に示すように、α波のみでなく全体的に実施することによって、結果的に
脳波全体を賦活させることが可能である。
【実施例8】
【0029】
図6は、映像画面における変換範囲を人間工学的に限定したものである。この有効範囲外については音波変換されないため、利用者が限定的に
視界に対応したX軸とY軸を知ることができ、ひいては利用効率に繋がる可能性がある。
【実施例9】
【0030】
マルチメディアにおいては、人間が知覚できる程度の周波数を元に製作されている。例えば、映画フィルムであれば24Hz、音楽の場合であれば4
分音符を1秒とした場合、32分音符は8Hzである。
【0031】
しかしながら、脳波に近い周波数であると耐え難いチラツキや疲労を伴うために、実際の更新間隔は知覚できる範囲を少し超える程度が用いられて
いると言ってよい。脳波と干渉することで、一時的に脳波が矯正されるが更新周波数が一定であるので、結果的に疲労してしまうからである。
【0032】
脳波への干渉を予防する別の方法としては、優勢脳波を検出(脳波フィルタ)したものと同期(フィードバック)することでも可能である。例えば、テレビ
の場合には現状60Hzで更新されるところを、優勢脳波を検出して同期することで省電力化や高輝度化を図ることができる。また、音楽でも特にクラシックの
場合には、適切にテンポを変えて脳波に変化をもたらすことで、リラクゼーション効果があると思われる。
【0033】
また、低域周波数を完全に脳波と同期(バイオフィードバック)することは理論的に難しいという問題がある。そこで、例えば1分おきに優勢脳波が検出された場合、
ここに脳波誘導方式を用いたことにより周波数帯域を広めに取ることで、人間の知覚と理論的な同期を包容した中間的な技術的方法である。例えば優勢脳波が
10Hzである場合には、脳波誘導方式を用いて11−9Hzで変化する更新周波数を有する。
【0034】
この技術的方法を用いる装置は、更新周波数を有する表示端末だけでなく、音楽の再生装置などで優勢脳波を検出して再生速度を変化させることにも有用である。また、映像を聴覚から得るための音波に変換する人工視覚装置にも用いることができる。
【産業上の利用可能性】