【ごるステ】まんごるもあ【皇居のお堀に入浴剤】1包目
【0010】
よって本発明は、映像画面を取得して低域−高域の周波数(式1−式3)に変換出力することにより発明の効果を有する波形変換方式、
及びその装置である。具体的には、図4の色情報に対応した高域の周波数(1/20ミリ秒=20kHz、1ミリ秒=1kHz)による波形を生成・出力
(式3)し、さらに図3の前記色情報の個数に対応して、図5の音程(16-1.6kHz)を想定した中域の周波数(0.1/12秒の場合、約120Hz)で連続処理する
(式2)ことであり、実際に人工視覚装置に適用して知覚するための更新間隔を低域の周波数(0.1秒=10Hz)として有する(式1)。
(式1) 0.5<低域周波数<48Hz(知覚のための脳波帯域)
(式2) 16Hz<中域周波数<1.6KHz(連続処理のための音程帯域)
(式3) 高域周波数<20KHz(可聴のための帯域)
【0011】
また、図4で示す高域周波数における単色に対する波形変換には、彩度を波の回数、色相を波の高低(強弱)として生成し、さらに波形高さの最初の
部分には明度に応じて強弱の変化をさらに有することで行うが、特定の彩度、又は色相だけでも生成可能であり、さらには波形変換のための3つの要素は、
色情報や色空間を特定すべきではなく、人間工学的に決定されるべきであり、また、色空間に関しては完成された研究段階にあるとは言えないためである
。この波形変換は、シンセサイザーにおいてオシレーターによる波形合成とそのフィルター、又はピアノのペダル部分に相当する。
【0012】
なお、中域周波数が音程としての変化を有する帯域である理由は、色情報(特に変換範囲における横軸位置)を特徴づけて知覚しやすくするための工夫であり、
また、低域周波数は単なる更新間隔であるから、本発明の核心的部分は高域周波数において色情報を波形に変換する波形変換方法にあると言える。
【実施例2】
【0013】
図1は、人工視覚装置の想像図であり、左右の小型カメラと、左右の小型スピーカーと、ポインティングデバイスを備えた頭部装着型である。この時の波形変換に
は2通りがあり、左右別々のカメラで捕らえた映像を比較することによって距離値を算出した立体化画面において、変換範囲を有する方法と、もうひとつは、
立体化を行わずに左右別々の画面内で、それぞれ同じ変換範囲位置を有するが左右別々に変換出力する方法である。後者は立体であるか否かを利用者は
能力的に分析する必要があり、訓練を要すると思われる。
【0014】
また、映像画面が1つである場合の変換範囲については、中央をゼロ位置としてその両端を左右にした場合、その決定は正負の2極に基づいて行われることが望ましい。
中央と両端の位置と比例して左右の音量を決定することは望ましくなく、音量の差異により図4に示された色相と波長高さとの関係に混乱が生じてしまう恐れがあるため
である。
【0015】
また、ポインティングデバイスは、変換範囲の位置を入力するものであり、視点として上下することによりカメラの角度を動かすことなく、物体の特徴を効率的に
調べることができる。魚眼レンズのようなカメラであれば、視界が広範囲となるため便利である。変換範囲は、映像画面が大きすぎるために第二の映像画面を
特定するためのものであるから、例えばカメラではなく複数方向の距離センサーを用いる程度であれば、ポインティングデバイスや変換範囲の指定は不要である。