階段に偽装ボルト、住民見破る 千葉のマンション
マンション分譲大手「ダイア建設」(東京)が販売した千葉県内のマンションで、
建物本体と非常用外階段をつなぐボルト計6カ所が実際はつながれていなかったことが6日、分かった。
鉄板にナットが溶接され建物本体に貫通したように偽装されていた。
ダイア建設は「完工時の検査で見抜けず遺憾」と謝罪し、近く改修する。
問題のマンションは鉄筋コンクリート13階建てで、平成11年に完成。施工は「旭建設」(千葉市)が請け負った。
偽装は住民が昨年11月に見つけ発覚。建物本体と階段は計188本のボルトで固定されるが、
このうち北側外階段で4本、南側外階段で2本の偽装が見つかった。
旭建設によると、工事担当者が建物本体にボルトを通す穴を開ける際、コンクリ内の鉄筋に当たって開けられず、
穴の場所をずらさなければならないのに、担当者の判断で偽装したという。
同社は「階段は4本の柱で支えてあり、耐震性に問題はない」としている。
旭建設が施工したダイア建設の物件は他に3棟あるが、これまでに同様の偽装は見つかっていないという。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080205/crm0802052330050-n1.htm