ビックカメラ、営業益最高に 9〜2月エコポイント効果
http://s.nikkei.com/hIVPaL ビックカメラの2010年9月〜11年2月期は、連結営業利益が100億円強と前年同期に比べて
5割強増えたようだ。従来予想は81億円。家電エコポイントの付与率半減を前にした駆け込み
需要で薄型テレビなどの販売が拡大し、上半期としての過去最高を更新した。
売上高は5%増の3120億円前後になったとみられる。商品別にみると、薄型テレビの売上高は
3割増加。エアコンは約4割、冷蔵庫は1〜2割の増収となり、エコポイント対象製品が業績をけん
引した。
エコポイントの対象製品以外では、地上デジタル放送対応のデスクトップパソコンや空気清浄機
や炊飯器などの生活家電が好調だった。
エコポイントの付与額が半分になった昨年12月以降のPOS(販売時点情報管理)ベースの月次
売上高は前年割れが続いているが、減収幅は縮小傾向にある。
11年8月期通期は売上高が前期比2%増の6220億円、営業利益は6%増の156億円を見込む。
東日本大震災で直接的に被災した店舗はないが、計画停電など先行きの不透明要因が多いため
業績予想は据え置く可能性が高い。