【2122】インタースペース【底打ち反転】

<日経>◇サイトスコープ、中小向けＩＲサイト開設――費用10分の1に
　投資ポータル（玄関）サイト運営のサイトスコープ（名古屋市、久納英明社長）は4月、
中小企業の投資家向け広報（ＩＲ）を支援するネットサービスを始める。
ＩＲ情報を網羅する個人投資家向けのサイトを開設。
会員企業はニュースリリースや決算短信などの資料や動画をこのサイトで配信できる。
既存のサービスに比べ必要費用を10分の1程度に抑えた。1年間で500社の登録を目指す。
　近くベータ版を開設するサイトは「ＩＲ　Ｔｉｍｅｓ」。サービス利用料が月額3万1500円（基本プラン）と業界最安という。
動画やリリースを配信するほか、有価証券報告書やアニュアルレポートなどＩＲ関連資料もＰＤＦファイル形式で簡単にサイトに載せられる。

　企業はビデオカメラで撮影した投資家説明会などの動画をパソコンに取り込み、アップロードする。
動画と説明資料を1画面に同時に載せ、動画の進行に合わせて表示資料を変える。
動画のみの配信も可能で、商品・サービス紹介や求職者向け動画など自由にコンテンツを作って配信することができる。
　基本プランの容量は200メガバイトで、30分程度の動画なら4―5本は配信できる。
月額7万円のプランでは5倍の1ギガバイトの容量が得られる。
　資料など掲載情報の修正は管理画面から簡単にできる。夏にはサイトのアクセス状況を分析したり、
動画やＩＲ情報についてのアンケートを集計したりする機能も追加する。
　同社が運営する月間訪問者数が100万人の投資ポータルサイト「とれまがファイナンス」と連携し、
同サイトのトップページに新着動画などを掲載。個人投資家の目に付きやすくする。
　競合サービスは基本料金が月額10万円程度と高額なうえ、動画などのアップロードも請け負い、
配信1本ごとに30万円程度の編集費用を課金するなど、中小企業にとって負担が大きい。
サイトスコープは動画のアップロードなどを企業側に対応してもらうことで価格を抑えた。
初年度に2億―3億円の売り上げを目指す。
　サイトスコープは2006年設立。社員は6人で、07年3月期の売上高は約8000万円。
東証マザーズ上場のインタースペースが30％出資している。

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