株主総会へ行ってきました。おみやげはポケモントランプ(ダイヤとパール)
総会は2時間で終わり、その内1時間半が質疑応答でした。主な質問は
Q、世界中で大変な事になるので、欠陥品は出さないように気を付けて欲しい。
DSとWiiを楽しんでいるが、数年で飽きられると思うので、次の商品の開発について知りたい。
A、欠陥品は命取りになるので、出さないように努力したい。
(楽しんでもらい)有り難うございます。生活必需品と違って、お客様の要望通りの物を造っても
驚かれないので、期待や想像を超える物を造っていきたい。
Q、増資や増配は考えていないか?リコールの時に電話をしたが繋がらず、対応に問題が無いか?
A、増資は考えていない。本業が好調なら、為替に関わらず還元出来る配当方針になっている。
(DSアダプタとWiiストラップについて)自主回収でリコールではないが、我が社の不備で申し訳ない。
Q、御社に感謝、尊敬している。外国人株主への対策で、もう少し現金を外に出しても良いのでは?
A、前に成功したハードが、次も成功するとは限らず、発表時に「任天堂はおかしくなったのか?」
と言われたDSが成功する状況で、ビジネスリスクも高まっているので、蓄えは必要だと考えている。
Q、もう株を売ってしまい、その後上がったので、分割したらまた買いたい。(会場から笑い声)
A、エール有り難うございます。費用をセーブ出来るので、電子化後に検討したい。
Q、役員の持ち株が少ない。真剣味を持たせる為に増やしてはどうか?
A、真剣にやっていなければ、この様な業績は残せないと思います。(役員から笑い声)
Q、社長の略歴と大株主山内氏の相続で、大量の株が市場に出れば暴落しないか?
A、(ハル研からのいきさつを説明後)私の社会人人生はファミコンにべったりです。
株価が大きく下がったとしても、フェアバリューの観点で対応を考えている。
Q、会社のこれからの成長の仕方を知りたい
A、ゲーム業界は成功した者は、より賑わい、逆に立ち上げに失敗して「悪魔のサイクル」に入ると
売れない→ソフトを作る人が去る→将来が不安になる→ハズレを引きたくないので逃げる→売れない
この悪循環は、そう遠くない昔の任天堂にもありました。前社長の山内も
「娯楽の世界は天国と地獄しか無い。中間は無い」とおっしゃっていました。
今は少し良い流れですが、これからの事もしっかり考えていきたいと思います。
Q、中国やインドでの事業展開はどう考えているか?
A、海賊版の問題もあるが、北京五輪でWiiスポーツが売れそうだと聞いている。
しかし、日米欧の需要を満たすのが先なので、年明け以降になると思う。
Q、株価が高過ぎて買えず、DSとWiiも買えないので、製品で還元して欲しい。(会場から拍手)
A、応援する株主が手に入らないのは、非常に残念だが、機関投資家との兼ね合いもあり難しい。
Q、DSのワンセグチューナーは発売されないのか?
A、きれいに映す為に延びているが、1階に展示しているので、近い内に発売出来ると思う。
Q、役員報酬にストックオプションを入れてはどうか?
A、1つの方法だと思うので、検討したい。
終了後1階で、DSとWiiが4台ずつ体験出来るコーナーが用意され、多くの人が来ていました。
社長も「狭いスペースしか用意出来ず申し訳ない」と言っていたので、来年は変わるかも。