ノムラ日本戦略株ファンド 5000円を目指して

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642日系新聞
 逆に、資金流出額が多かったのは「ノムラ日本株戦略ファンド」(野村アセットマ
ネジメント)や「J・エクイティ」(国際投信)、「日興ジャパンオープン」(日興
アセットマネジメント)など、各社が力を入れる旗艦ファンド。日本株相場が好調だ
った時期に資金を集めたが、相場回復の時期が見えないこともあり、解約が増え始め
た。ただ、これらのファンドは残高が多いため、金額ベースで見た流出入額が大きく
なりがちだ。
 インデックスファンドは対象とする指数で傾向が分かれた。日経平均型のインデッ
クスファンドは資金流入額で三、九、十位にランクされた。いずれも銀行窓販で採用
され、新しい顧客層を取り込んだ。
 一方、資金流出額二、四、七位にランクされたのは東証株価指数(TOPIX)に
連動するタイプだ。TOPIX型は日経平均型に比べて資金に占める法人比率が高く、
個人投資家が少ない傾向がある。農林中金全共連アセットマネジメントや日興アセッ
トのように運用手数料が安い私募投信への乗り換えが進んだ運用会社もあった。