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山師さん:
専業を前提にいうなら、種がいくらかということよりも、どうやって安定を築くかって方が重要。
たとえば、種が1000万あるとする。
今月10%利益を上げたとする。つまり100万円。
この利益の半分、つまり、50万円を抜き取る。そしてそれは別会計にしておく。
来月は1050万円からはじめる。同様にして毎月、増えるたびにその月の増額の半分を抜き取って行く。
来月、たとえば100万円損したとする。950万円になる。
この場合、増額はないのだから、抜き取りは無し。ただし、補充もしない。再来月は950万円からはじめる。
と、こんな感じ。
この抜きとりというのは、利益が出て玉が大きくなると、そのままでは危険も大きくなるから抜いておくという意味と、
玉の増え方が緩やかになるので、金額の大きさに対する感覚の乖離を弱めることができるという意味。
市場はときどき不慮のドローダウンが発生するから、それに対する対策の意味もある。
短期間に増やす人間は、その反動で短期間で崩壊する可能性が高い。
原因は、たまたまの成功から来る傲慢と、その金額ゾーンの運用に対する不慣れによる。
あと、自分の無意識が昔の値段に戻りたがっているというのもある。
だから回り道のようでも、少しづつ抜き取って別会計にする管理方法のほうが、結局は安定的だし玉を増やす近道。
潜在意識の調教の意味でも正解。
あと、日ごろは質素な生活をしておくこと。収入の増加に対して支出を比例させないこと。
別会計の積み立てられてきた金にはできるだけ手を出さないこと。
どうしようもない状況になったらその一部を種銭に回して敗者復活を狙う。
このシステムにしておけば、かなり安定する。