184 :
山師さん:
勝ち組の相場十訣
1.不得貪勝(むさぼれば勝を得ず)
基本的な心構え。
儲けたいと思うことは、買いすぎや売りすぎにつながり、敗北に直結する。
「儲けたい」ではなく、相場の流れに対して「正しくありたい」と思うこと。
買いと売りのバランス、相場の流れの強弱のバランスに沿って売買を進めたい。
2.入界宜緩(界に入りてはよろしく緩やかなるべし)
打診買いの心得。
まず最初は最小限の単位で試し玉。方向性に納得がいけば順次増し玉。
段階的に玉を増やすことで、思惑はずしの被害を最小限にとどめる。
3.攻彼顧我(彼を攻めるには我を顧みよ)
資金管理とポジションサイジングの教え。
たこの糸は出しすぎてはいけない。資金には余裕を持て。ひとつの銘柄に集中しすぎてはいけない。
売買発注をする前に、発注量に対する破産確率を確認すること。最低限、損益レシオは確認しておこう。
4.棄子争先(子を捨てて先を争う)
銘柄の保有管理のコツ。
小さい利益しか得られないボラの小さい銘柄を捨てて、上昇の勢いのあるボラの大きい銘柄に乗り換える。
乗り換え先の銘柄のブレイクポイントが、損益レシオを満足させるタイミングに来ている場合に乗る。
5.捨小就大(小を捨てて大に就け)
特定の銘柄に固執してはいけないという教え。
銘柄の価値の大小の区別はそう簡単に見分けがつかない。銘柄に惚れてしまうとあばたもえくぼに見えるようになる。
いつでも立ち止まり、損益の大小を考えるようなら冷静なペースを守れるだろう。
185 :
山師さん:2012/07/08(日) 04:57:30.40 ID:LfYNbOz0
6.逢危須棄(危うきに逢えばすべからく棄つべし)
手仕舞いの心得。
状況がおかしいと気づいたら、すみやかに手仕舞いをすること。躊躇していてはいけない。
いざというときに正しい動きができるように日ごろから準備をしておこう。
7.慎勿軽速(慎んで軽速なるなかれ)
値惚れ買い、論拠なき値ごろ感による売買の禁止。
割安に見えるからといって、すぐに飛びつかないこと。
安い銘柄は、それなりに安い理由があって安いものだ。先入観を捨てて、本質を見据える姿勢を保持すること。
8.動須相応(動かばすべからく相応ずべし)
出来高を重視すること。
出来高は、本当の値動きなのか、それとも値動きの不利をしているのかの信頼度を提示する。
出来高の測定は、時系列と価格帯別の両方を併用すること。
出来高の厚さにより、本物の値動きなのか、仮の値動きなのかがわかる。真空地帯を察知し、先取りすること。
9.彼強自保(彼強ければ自ら保て)
相場環境の状況を事前に察知し、合わせる。
日経平均の月足分析で大きい流れを知り、日経平均先物の日足場中足で、直近未来の動きの方向を想定する。
売りが強く有利な環境下においては、買い進んではならず、ノーポジか、小さく打診売りを仕掛けること。
10.勢孤取和(勢い孤なれば和を取れ)
トレンドに逆らってはいけない。
エントリーがトレンドに逆行していることに気がついたら、すみやかに手仕舞いをすること。
場合によっては、ドテンを敢行すること。