>>128 難しい質問です・・・Orz
まずは、簡単な経済学(経済史じゃないですが・・・)の歴史なのですが、
経済がまだ思想的な段階で考えられていた頃は、商学的な考え方や哲学的な考え方が支流だったのですが。
今から250年位前にある画期的な思想が生まれたんです。
それが、レッセフェールと呼ばれるもので、簡単に言いますと、市場は規制が無く自由な状態がもっとも効率よく働く、と言う
考え方です。 それを元にアダムスミスが「国富論」を完成させて、経済学がなんとなくスタートしたのですが、
この時に生まれた経済学が今では古典派と呼ばれる学派だったりします・・・
最初はうまく機能した古典派経済学も景気後退時に有効な手段を打ち出せなかった時に、登場したのが
有名なマルクスだったのですが、マルクス自身はいい人間だったのか、人間の貪欲さを量ることに失敗し
その後の景気上昇期にマルクスの考え方も消えていってしまうわけなのですが・・・(東側で共産主義という形では残るのですが)
ここで、古典派が一回目の復活を遂げたと考えてます(僕が勝手に)
そして、次に起こった大事件が、前回の大恐慌だったのですが、あまりにもすごい自体だったので
当時は何が起こったのは理解できずに、彼らは(古典派学者)何も出来なかったんです・・・
そこへ登場したのが、ジョン・メイナード・ケインズです・・・
彼は古典派の考えを根本的に否定して、不況時には政府による介入(財政投入)や規制が必要だって
唱えたんです。
しかし、戦後の経済成長化で、再度レッセフェールを唱える動きが高まって、ケインズ派も形は変えながら頑張ったのですが
徐々に消えて行き、70年代に入る頃にはマネタリストの台頭で、再度古典派が完全復活したんです・・・
その途中にグラススティーガル法なんかも撤廃されていったのですが・・・
そして、昨今のサブプライム問題の登場で、第二ラウンドがケインジアンVS古典派が始まったのですが・・・
まぁ、簡単に言いますと経済にとって(人間社会にはって置き換えてもいいのですが)
規制がいるのかいらないかとか、自由な状態がいいのかいけないのかって
根本的な論争だとは思うのですが・・・
本当はもっとすごい激論が繰り広げられてきたのですが・・・
ざっくり書いてしまいましたので、意味がわからないかも知れません・・・すみません・・・Orz