円高とドル安・・・
現象は同じでも意味はまったく違うんだよ・・・(当たり前だけど)
もう長い間金利の変動がない中で、為替がネガティブフィードバック(そんな言い方は普通しませんが・・・)
するのは、個別の材料がどうとか、ましてや国の経済がどっちが強いとかそういうのは一切関係が無いってことです・・・
(日本は弱いのになぜ円高?とかって発想はやめた方がいいと思います・・・)
これは単なる量的な問題と、そうしないと(ドルインフレ)バランスシートが崩壊してしまう
米の問題なのですよ・・・
米は今後ベビーブーマー世代の退職に伴う社会保障の費用や、国家債務。裏帳簿表帳簿(裏の方は天文学的数字)を合わせた
潜在的な債務(経済学上の論理的債務は将来の社会保障費も含みます)を何とかしないと
次の段階に移る前に崩壊してしまいます・・・
今の円高に見えて、実はドル安(わかっていると思いますが)は
米の単なるお家事情だということです・・・
一連の作業が終わるまでは、正常な為替レートに戻ることは期待しない方がいいのかもしれません・・・