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山師さん:
昨日の東京市場で日経平均は4日続伸、TOPIXは反落した。東証1部の値下り銘
柄数は1061と全体の63.5%に達し、通信や電力など直近軟調だった内需ディフェン
シブ系が堅調だった一方、資源関連などが利益確定売りに押され相場の上値を押
さえた。新興市場ではマザーズ指数を筆頭に主要指数が全て下落。マザース指数
とジャスダック指数は10月安値、ヘラクレス指数は7月安値も割り込んだ。
日経平均は様子見スタートから上げ幅を広げる場面はあったが、前日高値を前に失速
。ローソク足は前日と同じような陰線が並んだ。一目均衡表では下向きの転換線(9870円
)に終値ベースで上値を抑えられた。
きょうは転換線は横ばいに落ち着く。仮に基準線(10013円)を超える動きになれば
、明日の基準線上昇にともない、来週初までに雲上限の10197円まで到達するシナ
リオなども想定されよう。
逆に、下に対する短期的な留意点は、10月前半の安値9628円(終値ベースは9674円)を維持できるかどうか。それを下回れば9500円から9300円処で下げる可能性が高まる。