大相撲の時津風部屋力士暴行死事件で、序ノ口力士の時太山(当時17=
本名・斎藤俊さん)を暴行し、兄弟子に暴行を指示したなどとして傷害致死罪に
問われた元親方山本順一被告(58)第5回公判が11日、名古屋地裁で行われた。
午前中の被告人質問で、同被告は「検察官の取った調書には、私の言っていない
ことも書いてある」などとして検察側を批判した。山本被告がいったんはサインした
調書には、07年6月25日に愛知県犬山市の部屋の宿舎から斉藤さんが逃げたことに
山本被告が立腹し、自ら斉藤さんをビール瓶で殴打。「お前らも教えてやれ」と
兄弟子らに暴行を指示した内容などが記されているが、この日の同被告は
弁護人からの質問を受けて「それは言っていない」と主張。その上で「サインを
したのは、調書には私の言ったことがちゃんと書かれていると思っていたので、
よく読まずにサインした」などと話した。午後1時30分から公判では、検察側の
質問に山本被告が答える。
http://www.nikkansports.com/sports/sumo/news/f-sp-tp3-20090311-469928.html