【野村と統合】ジョインベスト証券54【建玉の行方】

このエントリーをはてなブックマークに追加
885山師さん
昨晩、FXのことは意味わからんってひといたけど、株信用と同じだよ。

NZD(ニュージーランドドル通貨)は、NZDという会社の銘柄とでも思えばいい。

◆あなたは信用取引で100万円担保を入れてある。
まずNZD株を買建てた。(建値300万円)

◆12月23日19時
NZD株が異常に高騰し、500万円となる。
ここで売り抜け200万円利益ゲット。

◆12月24日
『昨日の提示レートは誤りだから、取消すよ』
との連絡がくる。

◆12月24日17時
利益200万円没収。
いったんNZD株を戻されたうえで強制決済。
(ここだけ、FX特有のロスカットルール)

この時点でのNZD株は暴落しており時価50万円だとする。
すると確定損失は、決済時価50万円▲建値300万円=▲250万円となる。

担保は100万円だから不足金が発生する。
『保証金率マイナス分の不足金▲150万円を支払え』
とジョインが言ってくる。
886山師さん:2009/06/18(木) 00:16:01 ID:etdsZveM
●FX未経験の人のために解説

FXは株信用によく似ているが、強制決済の扱いが異なる。

株信用だと、含み損で保証金率30%割れしたさいに『追い証払え』警告が来て
未入金のまま放置しとくと4日目に強制決済。
その4日間のうちにさらに相場悪化し保証金率がマイナスになってたら『現金不足のマイナス分追加入金を払え』という順番である。

FXでは、追い証連絡は無い。
含み損にて保証金率が一定未満(20%ぐらいが多い)になった瞬間、
その瞬間でのレートで、いきなり強制決済となる。

一見怖く見えるが、実は投資家保護の安全装置。
資産の約20%は手元に残る。マイナス分追加入金は原則として発生しない。
退場にはなるが、借金にはならない。

(例外:流動性の低いマイナー通貨を高いレバで取引してると値が飛んで、ごくまれに追加入金もあり)

ニュージーランド通貨のような準メジャー通貨では乱高下でも限度があり、追加入金など聞いたことがない。

さて、12月23日19時、ジョイン障害により誤レートにて約定が成立した。
これをよりによって24日17時に約定取消をするという暴挙。
例で示してみよう。

(1)投資家がNZDを買建て、23日19時に売り抜けて、100万円の利益を獲得したとしよう。

(2)その後にNZDは反落し、上昇から下落になったとする

(3)24日にジョインから連絡が来る。
『あれ間違いだから、取消すんで宜しく』

(4)24日17時に以下の処理。
◆100万円利益はジョインが横領する。
◆決済したはずのNZD買建玉が復活する。
◆その買建玉は、相場悪化のためしこたま含み損がつく糞ポジ。
保証率が20%を割るどころか、保証金率マイナスになる見込み。
◆買建玉が復活した瞬間に、ロスカットルールのため即時に強制決済。
◆ジョインから連絡が来る。
『保証金率マイナス分を追加入金しろ』

(5)ここで利根川登場