台湾、企業支援に5500億円 DRAMや液晶パネル
ttp://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20081231AT2M3002Q30122008.html 【台北=新居耕治】台湾の劉兆玄・行政院長(首相)は30日の記者会見で、DRAMメーカーなど苦境に陥った
企業を支援するために台湾当局が2000億台湾ドル(約5500億円)を支出する考えを明らかにした。
液晶パネルメーカーについても「戦略的な産業とはすべて接触している」として当局が支援する可能性を示唆した。
台湾当局は半導体と液晶パネルを戦略産業と位置付けてきたが、DRAM各社は供給過剰で経営難に直面しており、
液晶パネル大手も業績が大幅に悪化している。劉院長は台湾の戦略産業ではメーカーの数が多すぎるとの認識を示したうえで、
支援と引き換えに業界再編を促す意向を明らかにした。
台湾のDRAM最大手、力晶半導体は既に提携先のエルピーダメモリと一体となって当局の支援を求める申請を提出しており、
2位の南亜科技も近く支援を求めるとみられている。(30日 22:01)