【行政処分】ジョインベスト証券53【業務改善命令】
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山師さん:
●FX未経験の人のために解説
FXは株信用によく似ているが、強制決済の扱いが異なる。
株信用だと、含み損で保証金率30%割れしたさいに『追い証払え』警告が来て
未入金のまま放置しとくと4日目に強制決済。
その4日間のうちにさらに相場悪化し保証金率がマイナスになってたら『現金不足のマイナス分追加入金を払え』という順番である。
FXでは、追い証連絡は無い。
含み損にて保証金率が一定未満(20%ぐらいが多い)になった瞬間、
その瞬間でのレートで、いきなり強制決済となる。
一見怖く見えるが、実は投資家保護の安全装置。
資産の約20%は手元に残る。マイナス分追加入金は原則として発生しない。
退場にはなるが、借金にはならない。
(例外:流動性の低いマイナー通貨を高いレバで取引してると値が飛んで、ごくまれに追加入金もあり)
ニュージーランド通貨のような準メジャー通貨では乱高下でも限度があり、追加入金など聞いたことがない。
さて、12月23日19時、ジョイン障害により誤レートにて約定が成立した。
これをよりによって24日17時に約定取消をするという暴挙。
例で示してみよう。
(1)投資家がNZDを買建て、23日19時に売り抜けて、100万円の利益を獲得したとしよう。
(2)その後にNZDは反落し、上昇から下落になったとする
(3)24日にジョインから連絡が来る。
『あれ間違いだから、取消すんで宜しく』
(4)24日17時に以下の処理。
◆100万円利益はジョインが横領する。
◆決済したはずのNZD買建玉が復活する。
◆その買建玉は、相場悪化のためしこたま含み損がつく糞ポジ。
保証率が20%を割るどころか、保証金率マイナスになる見込み。
◆買建玉が復活した瞬間に、ロスカットルールのため即時に強制決済。
◆ジョインから連絡が来る。
『保証金率マイナス分を追加入金しろ』
(5)ここで利根川登場