【祝、祝、祝】北浜流一郎を斬る215【ドカーン!】

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134山師さん
[11月6日 朝刊]

NYダウ、NASDAQともに大幅下落。
雇用状況と景況感指数の低下で景気悪化を懸念。
東京市場、米国市場安に困惑売り優勢に。
円高でハイテク、自動車、精密主力株に戻り売り入り。

■NYダウ486・01安、NASDAQ98・48安。
両市場は揃って大幅下落となった。
米国史上初の黒人大統領誕生を祝し上昇するかと思われたが、
市場の反応は意外なものになった。
前日までオバマ有利を材料に上昇していたため材料出尽くしの売りが出た、
こんな見方もなり立ち、その可能性はあったものの、
それにしても冷淡な反応になった。
売り材料は民間調査機関の10月雇用レポート。
それが悪化していたのだ。
ISM非製造業景況感指数(10月)も低下していて、共に売り材料になった。

■東京株式市場。
昨日はオバマ新大統領の誕生を祝する形で日経平均は406円の大幅高となった。
オバマ有利は前々から予想されたことながら、予想と実際の勝利とはまったく別、
市場は新大統領にチェンジを託す動きになった。
今日もその勢いが続いて欲しいところだが、
前述したように米国市場が大幅下落ではそうもいかない。
100ドル前後の下落なら東京市場の続伸もあり得ただろう。
しかし486ドルも下げては警戒感が先立つ。
東京市場も不安感から売り圧力強く、大幅下落もあり得る。

全米雇用レポートで雇用状況の悪化が明確になると、
週末に政府が発表する10月の雇用統計が強く意識される。
それも好ましいものではないと見てよく、今日はそれを先取る形で売り要因となろう。
ただオバマ新大統領は雇用の拡大を公約に掲げている。
雇用状況の完全改善が大統領の役割ともなるため、
現在の状況悪化は次第に改善に向かう。
こう見てよく、ここは視野を広げ、年明け以降を考えた投資が望ましい。
このような観点からは、
今日予想される反落はオバマ新大統領誕生相場の最初の押し目。
こうなり、数日以内に訪れる可能性の高い下げ止まりを待って出動する。
これでよい。
以上、今日は続伸とは行きませんが、
このところ回復のスピードが早過ぎて買い遅れた人には好ましい展開になりそうです。