CDS残高62兆ドル(6200兆円)について。

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17山師さん
>>1
http://dbsb.blog116.fc2.com/blog-entry-63.html

CDSは相対の取引であるために、GSE2社を参照するCDSの残高を推計するのは難しい。2007年末の統計で、
CDS市場全体の残高は62兆ドル程度とされる。このうち約半分がインデックスで、残りがシングルネーム取引とされる。
今年に入っても取引量は増加しているが、一方でTriOptima社は今年に入って8月までに市場に存在する22兆ドル(!)
のインデックス取引を相殺・解約したとしている。インデックス取引のうちGSE2社が含まれるのは北米のCDX IGだけで、
このインデックスに占める構成比率も125分の2であることを考えると、インデックスの構成銘柄としてのGSE2社の残高は
決して大きなものはない。シングルネームでの取引の残高を推計するのはより難しいが、合計で1兆ドルという数字を鵜呑み
にするのは抵抗がある。また、こちらの方がより重要なポイントであるが、ここで議論している数字はグロスの数字であり、
予想損失額を計算する際にはプロテクションの売り買いをネットした数字を使うべきである。簡単に言えば、今日1億ドル
プロテクションを買って、明日1億ドル売れば、市場統計の数字は2億ドルの残高となるが、実際のリスク量はゼロということである。
ISDAのプロトコルは、ネットでの決済をスムーズに行なう機能も持つ。さらには、CDSはいわばゼロサムの世界であり、誰かが
損をすればどこかで同じだけ得をしている人がいるわけであり、もちろん個別では大きな損失を計上する参加者が出てくることも
ありうるが、システム全体での損得は理論上はゼロということになる。

GSの焼け太り(゜Д゜)ウマー じゃね?