>>9 業績が右肩上がりで伸びてる下請け企業の典型ですね。
CADから削りだしまでの一環工程ってのが味噌でしょうか。
値動きの軸となる100万〜200万程度の一般個人投資家に、
二の足を踏ませる大単元による値動きの重さってのがキモなんでしょうが、
それ以外にもこの種の企業に多い「正直に評価されると元受が離れる」、
って部分が嫌気材料な感じがします。
古きよき高度成長期、洗剤会社で椰子の実や牛乳など天然素材を原料とした石鹸を、
商社を通じて洗剤大手各社に卸していた会社があったのですが、
品質もよく、企業づてにうわさが広がり、大手の石鹸メーカーの下請けシェアのほとんどを受注するまでになったころ、
満を持して完全自社ブランドを立ち上げたのですが、業界方式のプレゼンスから脱却することに失敗し、
結局卸しを流れた製品の品質の良さをを消費者が認識するころには、
元受からの受注も減り、ブランドもろとも業界から消えていた、というやるせないことがありました。
技術力の向上と自社ブランドの確立は企業プレゼンスにとって欠くことのできない両輪といえますが、
その方輪となるべき自社ブランド面で、この企業の顔が今ひとつ見えてこない、
という部分を、元受の顔を潰さぬよう、どのように改善するか?という点を見守りたいなと思います。