懲戒処分弁護士、依頼放置さらに2件か・県弁護士会に苦情
ttp://yamagata-np.jp/kiji/200604/01/news04434.html 新庄市の黒坂弘弁護士(61)が依頼人から弁護士報酬を受けたにもかかわらず、事件を放置した
などとして、県弁護士会から業務停止8カ月(3−10月)の懲戒処分を受けた問題で、黒坂弁護士
はさらに2件の依頼を放置した可能性のあることが31日、分かった。黒坂弁護士は4件の依頼を放置し、
懲戒処分を受けた。しかし、県弁護士会はさらに黒坂弁護士に対する2件の苦情を受けており、
内容を調査し、事実が明らかになり次第、対応を考えることにしているという。
一方、県弁護士会は同日、山形市の県弁護士会館で記者会見を開き、細谷伸夫会長らが懲戒処分の
経緯などを明らかにした。説明によると、依頼者計4人から苦情を受けた県弁護士会は2004年7月から、
弁護士との間に起きた問題の解決を図る「紛議調停」をそれぞれ行ったが、黒坂弁護士が出席しない
ため、いずれも不調に終わった。4人は処分するよう同会に請求し、法曹界の代表者らでつくる
懲戒委員会が今年1月、弁護士法に基づき処分を決めた。細谷会長は「県民にご迷惑をおかけした。
二度と起きないよう倫理委員会を開くなどして信頼されるようにしていきたい」と述べた。
2006年4月1日