出来高少銘柄を上げよう(月11時半銘柄)

189山師さん
3736 コネクトテクノロジーズ http://www.connect-tech.co.jp/

携帯電話向けのソフトウェアのベンチャー企業です。
定額制サービス「パケ・ホーダイ」契約者が増加の一途をたどっております。
この会社は、まだ売り上げも約20億円と規模も小さくこれからの急成長が
期待できる会社だと思います。手がけている分野もハードウェアからソフトウェア、
ビジネスソリューションと幅が広く、うまくリスク分散がなされているのではない
でしょうか。

株をやっている方に分かりやすい例としては、QUICKと共同で世界初のサーバ
Pushによるケータイ・リアルタイム株価更新サービス・ソリューションを開発し、
マネックス・ビーンズ証券に採用が決定しております。

また、“おサイフケータイ”の電子マネー決済に標準対応可能な『3キャリア向けモ
バイルECサイト構築』ソリューションのサービスを開始しております。電子マネーは
これから本格的な普及が期待されます。

さらに、独立行政法人情報通信研究機構(理事長:長尾真 人工知能の権威、元京
都大学総長)と共同で、登録してある情報をユーザの位置や状況に応じてユーザに
通知する“ブックマークハンドオーバ”を開発しました。これは膨大な情報を一方的に
受け取るのではなく、自分で登録した情報を最適なタイミングで携帯電話で受け取る
新しい技術です。

他社との協力関係についてですが、代表的なネット企業である、ヤフーおよび
インデックスとともに、モバイルコマース専業の合弁会社の設立が決定しており
ます。この合弁会社では、ヤフーの日本最大のインターネット総合情報サイト
運営事業者としての強み、インデックスのモバイルコンテンツプロバイダーとして
の実績・ノウハウ、コネクトテクノロジーズの携帯電話に特化したトータルソリュー
ション開発実績とその技術力を集結させ、斬新なサービスの提供を実現し、モバ
イルコマース事業のリーディングカンパニーを目指していくとのことです。

皆さんが心配していた、2004年9月30日に発行された50億円のMSCBも2005年
9月6日に全額株式へ転換されております。

さて気になる外部の評価ですが、大和総研は、2005年10月27日付でコネクトテ
クノロジーズの投資判断を新規に「1」(買い)としております。目標株価は86万
円とのこと。リポートでは「コンテンツプロバイダだけでなく一般企業を主力クライ
アントとすることで、『ネット内の仕事』から『ネットとリアルをつなぐ(コネクトする)
仕事へと事業モデルの進化が確認できたため」とその高評価の理由を述べてお
ります。(1)ケータイ定額料金利用者の拡大、(2)フェリカアプリ(エディ、スイカなど)
のケータイ搭載により、携帯電話活用ニーズが盛り上がりそうとのことであります。

最近では、メリルからポジティブなレポートがリリースされております。小規模事
業者向け携帯ECサイト構築用パッケージ「PocketShelf」が、モバイルコマース
市場の急拡大の中で期待できるとのことであります。


最後にトップインタビューから抜粋引用させていただきます。(「2005年8月期事業報告書」より):


 これまで携帯電話向けソフトウェアといいますと、コンテンツプロバイダ向けの
ソリューションが大きな比重を占めていたわけですが、いわゆる第三世代の携
帯電話の登場によって、コンテンツプロバイダ以外のお客様が携帯電話を自社
のビジネスで活用したいと考えるようになり、お客様が量的に拡大しつつありま
す。 …
 こうした状況の下で当社は、ビジネスの軸足をこれまでの受託開発型ビジネス
から携帯電話を核としたサービス・ソリューション型ビジネスへとシフトさせると
ともに、提携・MA戦略の推進によるグループ経営への移行を重視した事業展開
を行ってまいりました。