年率+30%って難しい? Part 2

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441山師さん
4327 日本エス・エイチ・エル(日本SHL)  【URL】 http://www.shl.co.jp

【会社説明】
採用や人事評価の診断ツール販売、人事コンサルティングを行う会社。

安定高成長、高売上高経常利益率、財務良好(無借金)、株主資本比率83.3%、高ROE、
高ROA、高配当(4200円)


【業績】
平成17年9月期連結業績
連結売上高:              14億1100万円(前期比+12.3%)
営業利益:                4億8300万円(前期比+28.4%)
経常利益:                4億7600万円(前期比+28.5%)
純利益:                  2億7500万円(前期比+32.2%)
1株当たり純利益:               7353円78銭
配当性向:                    約50%
売上高経常利益率:              33.7%(前期比+4.2ポイント)


平成18年9月期連結業績予想
連結売上高:              17億円(当期比+20.5%)
経常利益:                5億9000万円(当期比+23.7%)
純利益:                  3億4200万円(当期比+24.3%)
売上高経常利益率:              34.7%(当期比+0.9ポイント)


【取引企業数】
取引企業数(平成17年9月期末現在):    1898社(前期比+14.3%、+238社)
取引企業数中期的目標数:            4000社


【Webテストの急拡大に注目】
平成17年9月期
Webテストの売上高:  5億7300万円(前期比+21.1%)  全売上高の40.6%を占める。

Webテストの売上総利益率: なんと約90%!

Webテストを使う企業数:372社(前期比+29.1%)

売上総利益率が異常に高いWebテストの比率が上昇中。売上高経常利益率:33.7%(前期比+4.2ポイント)
の秘密がここにある。

5社に1社はWebテストを使用。選考試験のWeb化は一つの潮流。
企業の採用意欲はここ2、3年、明確な上昇過程にあり、2007年は団塊の世代が定年退職を迎える最初の年。
新卒採用増に期待できる。


【Webテストの参入障壁 ―日本エス・エイチ・エルの強み】
紙テストのような全受験者同一テストでやると、ハードコピーをとられて正答データがネットで配信されて
しまって採用試験にならなくなってしまいます。どうしても受験者一人ひとりに対して、並行版を用意しな
いといけないのです。並行版というのは専門的な言葉ですが、同じ検出力が保障されているけれども、
別な問題項目からなっているテストです。友達どうしでハードコピーを比べても問題がみな違っているの
です。もちろん正答箇所も違ってきます。1万人が受験したとして、1万とおりのテストが配信されるわけ
です。このWebテストの構造上の理由が参入障壁として強く働いていると思います。この分野は儲かりそ
うだからやってみようと思っても膨大なアイテムバンク(テスト問題の蓄積)がないとできません。それには
長い年月によるデータの収集が前提になります。