【仕手株でしっかり儲ける投資術】
中原 圭介 (著)
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534039611/ 前半では
「大勝負せずに損失が許容できる範囲で買うこと」
「損は切って利は伸ばせ」
など一見まともなことが書かれているが、
「利は切って損を伸ばせ」なんてこと書いてある本は論外の駄本以外には有り得ないんでこの辺はどうでもいい。
問題は後半の具体的方法。
Box相場を作ってその範囲内で玉を集めるとかの筋の方法は少し興味が湧いたが、
いきなり値上り上位に出た株を仕手株候補と看做して打診買いするって方法は通用するのか甚だ疑問。
一日10%でも突然上がる株がどれだけ数あると思ってるのか。そしてその中で本当の仕手株はどれだけ少ないか分かってるのか。
「初動で掴めば、2日目以降で1日目の終値を下回ることは殆ど無いから安全」
とか書いてそのリストが作ってあったりするが、暴騰して仕手株と分かった株だけリストアップしても騙されるのは初心者だけだろう。
最初に資産推移が書いてあるが、1年目で100万→1000万と10倍、2年目で1000万→3000万となってるが、
仕手株なら1億程度の資産でも十分運用できるだろうから、2年目でパフォーマンスがいきなり落ちてる辺りも怪しい。
そしてこの程度の内容でAmazonのレビューが絶賛な点も非常に怪しい。