◆◆◆ 11月の市況 part19 ◆◆◆

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11/17 12:10 ストラテジスト情報:需給悪化が決定的に=ドイツ証券 武者氏

 [東京 17日 ロイター] ドイツ証券のストラテジストである武者陵司氏は、
「最弱景気の終盤相場、日本株は天井をつけたか」と題するコメントをリリースし、
海外勢の日本株に対する期待が再び裏切られ、それが需給悪化を決定的にする、と
の見方を明らかにした。

 武者氏は、市場心理が悪化し、日本株式の醜いチャートパターンは、今までがい
かに投機的であったかを物語っているが、同時に、今後の需給が著しく悪化するこ
とをも示唆している、と指摘。今度こそ日本は変わった、との海外投資家の日本に
対する期待は再び裏切られ、それが需給悪化を決定的にする、という。

 現在の景気の良さは所詮米国・中国頼みであり、先行き米国・中国の変調が予想
される局面では、投資家のコンフィデンスは弱まっていく、と同氏はみている。
2003年第4四半期は一時的要因から米国・中国で景況の高揚が著しいが、
004年
第1四半期はその反動が予想され、要警戒、という。

 投資家は、株価のピークは生産や企業業績のピークに1年余り先行することを
忘れてはいけない、と指摘。今発表される経済指標はいかに先行性があるもので
あっても、株価の後追いで、株価に先行する景気指標は皆無である、とコメント
している。