■■■■■■■倒産情報 PART46■■■■■■■

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◆20日午前公表された5%ルール報告(大株主の保有状況を開示する大量保有報告
書)で、筆頭株主である金鉱山運営会社、ジパングが保有する共栄冷機
(1830)株の一部を売却していたことが明らかになった。共栄冷機が会社更生
手続き開始の申し立てをした19日に関東財務局が株式移転の事実を受け付けてい
た。
 5%ルール報告によると、ジパングが今回処分したのは1000万株で、発行済
み株式の約32.54%に相当する。共栄冷機が1月23日にジパングに対して第
三者割当増資を実施した2000万株の半分を売却していた。親会社が会社更生手
続き開始の直前に株式を売却していたわけだ。
 ジパングは日経QUICKニュース社の電話取材に対し「社長の松藤民輔氏も含
めて担当者がすべて不在だ」と、今回の株式売却に関して現時点では対外的に説明
していない。市場では「更生法の適用申請直前の筆頭株主の株売却は不正取引が
あったのではないかと疑われても仕方がない」との声も聞かれる。
http://www.jipangu.co.jp/