● 25日キーイングが4連続S安、需給悪化が要因か
キーイングホーム(大証二部)<1757>が4日連続のストップ安に売り込まれた。7営業日で株価は10分の1以下となっている。同社では昨年12月に1000万株の第3者割当て増資と転換社債型の新株引受件付き社債(CB)15億円、
今年1月30日に14億5000万円の外貨建てCBを発行している。
発行価格や転換価格がいずれも50円であることから、これに絡んだ売りが出ている模様。会社側ではによると1月末で発行株式総数が3200万株になり、今月末には4300万株になる見通しという。昨年9月末には約440万株だった。
「増資により社債を償還するなど、財務体質は強固になった」(管理部)としており、経営不安ではなく需給悪が株価下落の要因といえそう。ただ、希薄化による1株純資産の低下を懸念する向きもある。「信用買い残高が約400万株あり、
株価の急落で処分売りがかさんだことも、株価下落の要因」(関西系証券)との見方もあった。(H.W)