【新聞ウォッチ】ソニー、三菱自工、本業回復に危うさ浮き彫り
ソニーが発表した今年度4〜6月期連結決算によると、売上高が前年同期比6.9%減の
1兆6038億円、本業のもうけを示す営業利益が67.9%減の167億円、さらに純利益は
98%減の10億円にとどまった。日経が1面準トップで掲載したほか、きょうの各紙が
経済面に「三菱自動車最終赤字800億円」(毎日)という下方修正記事とセットで
大きく取り上げている。
三菱は販売不振に加え米国でのローン貸し倒れが増加。ソニーの大幅な減収減益は、
主力のエレクトロニクス製品の不振が依然として続いているため。なかでもソニーは
「ソニーショック」の発端となった1〜3月決算の営業赤字から黒字に転換したものの、
回復のメドはたっていない。
最近ではパソコンや携帯電話などの不具合の製品も目立っており、モノづくり
よりもイメージづくりを優先してきたブランド神話の崩壊は4〜6月期の決算数
字でも浮き彫りになった。
http://autoascii.jp/issue/2003/0725/article52689_1.html