ネバダに嵌められた人集合

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768稀少金貨
739様
さきほどNYのコイン屋さんより、お尋ねの件の返答がありました。
同じDomination(コインの額面)で発行年、鋳造場所も同じで、グレード(MSとかPRとか)が同一の
コインの価格が美醜によって10倍の価格差を生むかという疑問ですが、ある程度の価格差はありえるが
10倍の差が生じることはありえないとのことでした。彼いわく、「$20 1911-Dはcommon dateよりは
稀少性が高いがコイン屋さんは多くのプレミアムをつけてない。普通の美しさの1911-Dは$1,550程度で
取引されているが、super eye apealing coinは$2,250で取引される。しかしMS65の価格は
MS65の$2,550を超えることはない。」
小生が、以前ほかのアメリカのコイン屋さんから聞いた意見も同様でした。なぜアメリカで鑑定会社がうまれたかという
いきさつは、それまで売買する個人・コイン屋さんに主観でコインのグレードは一定でなかった。
その曖昧なグレードを統一するために、鑑定を売買するもの意外の第3社である鑑定会社に任せるように
なった。その際に個人の主観による誤差を減らすためにMS、PRなどの鑑定基準がうまれた。
PCGS、NGCの2大鑑定会社は田しか1985年ころに鑑定を開始したと覚えてます。
鑑定は厳密に行われますが、同じMS65というグレードでもMS60,0とMS65,9はMS65と鑑定されますが、
そのeye apealは差が生まれるそうです。しかし10倍もの価格差が生じることはなく、MS65,9と思われるコインの
価格はMS66の価格を超えることはないそうです。
ここのサイトで議論されていた「同じグレードのコインでも価格が10倍違うというのは、アメリカの話ではなく、
日本やヨーロッパのことと思われます。日本や欧州のグレードはアメリカほど細分化されてません。
未使用クラスは未使用、完全未使用の2段階です。一方アメリカでは未使用はMS60〜MS70の11段階に細分化されてます。
ですから曖昧、大雑把な日本や欧州のコインでは「未使用」コインが10倍の価格差を生じることはありえますが、
アメリカでは前述のような結果になります。
ネバダのコイン購入なさった方は、そこを誤解なさっているように思えます。