各社のペンクリドクター セーラー編@
●長原・父
既にカリスマ的存在、健康的にも今後はペンクリに
は滅多に参加されないでしょう。仮に今後合うことが
できたら存在自体(オーラー/会話)を楽しむおおらか
さでどうぞ! あなたはラッキー?です!
※いろんなメディアで取り上げられてるので情報は
豊富かと思います。
各社のペンクリドクター セーラー編A
●長原・Jr
セーラーの新たな顔になりつつあります。父の良い部分と
自信の工夫を組み合わした調整をしてくれます。
明快なリクエストさえすれば徹底的に対応してくれますよ!
ただ万年筆歴が浅く自分の嗜好をうまく伝えられないと
そこは父親ゆずり...「こんなんでどぅじゃー!」っと
その日の気分と思いこみで調整されます。(ちょと言い過ぎ)
そこではっきり「ちょっとここが..引っかかるので」と
具体的に言い返せないと今ひとつ不満足な調整になってしま
う可能性が高いです。どこが調子が悪いか、自分の書き癖
はこうです!とちゃんと伝えられるようにしとくと良いです。
また、
・ペン先をBからEFに研ぎ出す
・ノーマルなペン先を長刀風に
・ノーマルなペン先カリグラーフィー風に
・長刀にエンペラーを付けてもらう(+1マン)
・裏書きも出来るよう変則的に研ぎ出す
なんてことは比較的簡単に応じてくれますが
開催されるお店(ペンクリ)である程度
顔なじみになってからの方がよいでしょう。
特に長刀と細美はその場で購入して対面調整してもらう
のがベストです。
強面ですが人柄も温厚で良い人です!万年筆中級以上で
あればお付き合いが楽しくなります。
万年筆を今後どう楽しんでいくか....そこまで
の域にある方にはすばらしいパートナーだと思います。
各社のペンクリドクター セーラー編B-1
●川口さん
万年筆をバランス等総合的な視点で見て、
ベストな状態に戻してくれる「ドクター」
だと思います。。
「趣味の文具箱 vol7」に川口さんの特集が
組まれているので略歴や考え方が良い参考になるかと
川口さんは初心者の方があれこれコメントしなくても
ペンの状態を瞬時に見極めて、研ぎ出すことなく
恐ろしいほどの早さで調整してくれます。
はじめての方は恐らくびっくりされることでしょう。
デザインから開発まで幅広く万年筆に関わってきた
方なのでその理論や知識はすばらしいいものがあり
長原親子とは違った「万年筆」の基本を教えてくれる
人です。川口さんはプロフィットととの関わりが深く
その事からもわかるように万年筆に求めるモノは極めて
オーソッドクスだと思います。調整にしても奇をてらった
ことはされませんし、引き受けません。
万年筆歴の浅い方はベストな万年筆の状態を知る上でも
川口さんのクリニックはおすすめです。
各社のペンクリドクター セーラー編B-2
●川口さん
川口さんはプロフィットベースの周年記念もの、お店とのコラボ
モデルの殆どに関与されています。
いい悪いではなく長刀の方がフィットすると思われる方は
川口さんのクリニックには持ち込まれない方が賢明です。
万年筆に対する考え方の違いでしょうから
プロフィットの書き味(紙にペン先が接触した瞬間に
潤沢なインクフローで筆圧をかけることなくするする
書ける※ニブ自体は21Kですが柔らかくはないです)が
フィットすらならずっと川口さんでも良いでしょう。
何度か川口さんのペンクリを経験されると人によって
「マイカルタ」という川口さんオリジナル(一応)を
すすめられるタイミングがあります。感じ方は人それぞれ
ですが、川口さんの理想を求めた「実用」の1本ですので
個人的には非常にオススメです。質感、バランス共々すば
らしいです。
長原親子と川口さんの万年筆に対するスタンスは違うかも
しれませんが、この両者のすばらしいところをセーラー
のペンクリで楽しめるところがすばらしい!
と思ってます。
※長文スミマセン