〓質問スレッド【8】文房具板〓

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281_ねん_くみ なまえ_____
水生ボールペンと水生顔料のボールペンは違うんですか?
282_ねん_くみ なまえ_____:2006/01/10(火) 20:49:57 ID:???
>>281
違う。
ちなみに水「性」ボールペンだが、単に「水性」だけの場合は
今のところ、水性染料インクのボールペンを指す場合がほとんどだ。
「水性顔料」は「ゲルインク」等と呼ばれる割と最近登場した物だ。
染料インク並のなめらかさを維持しつつ(乾きはやや遅めだが)
耐光、耐水性を合わせ持ち、なおかつ発色も奇麗という特徴を持つ。
283_ねん_くみ なまえ_____:2006/01/10(火) 21:13:28 ID:???
つ[Vコーン]vs[VコーンC]
284_ねん_くみ なまえ_____:2006/01/10(火) 21:24:15 ID:???
ゲルインクは少し粘度を強めてあったりするから、水性顔料インクの発展系みたいなものだろうね。
大まかに分けると、

油性               ↑
中性(ゲルインキ)      粘度
水性               ↓

の三つの分類があって、その中で顔料使ってたりと細かく分類されてるんじゃないかな。
285_ねん_くみ なまえ_____:2006/01/10(火) 21:42:10 ID:???
281ではないが勉強になります
286_ねん_くみ なまえ_____:2006/01/10(火) 22:21:27 ID:???
(1)油性/水性/ゲルというのは溶媒の性状による分類。

ただし、ゲルを中性と呼ぶのは科学的に正しい表現ではない。
基本的にボールペンの溶媒は油性か水性のいずれかに分類される。
ゲルインクとは所要の粘性を得るため溶媒にゲル化剤を添加したもので、
その多くが水性ではあるが一部に油性ゲルも存在する。

なお、油性BPインクの粘性が高いのはグリス状の溶媒を用いているため。
紙への吸着性を高め、リフィルの乾燥を防止するなどの目的。つまり、
ゲル化剤以前の時代のレシピが、現代でも基本的に踏襲されている。
ただし最近ではゲル化剤を添加した油性ゲルも登場している。
287_ねん_くみ なまえ_____:2006/01/10(火) 22:22:33 ID:???
(2)顔料/染料は色素の種類による分類。

顔料は微細な粒子状の色素で、紙に筆記した場合は、顔料とともに
インクに混ぜられた結合剤(接着剤のようなもの)で繊維に付着する。
乾くと元の溶媒に溶けなくなる結合材を使うことで、筆跡が耐水性となる。
たとえば墨汁は、カーボン微粒子(顔料)+膠(結合材)+水(溶媒)であり
膠が固まると水に流れなくなるため高い耐水性を示す。また、微粒子の
形をとっているため、「インク消し」など化学的色素中和にも強い傾向。
ただし、結合材が弱いと消しゴム等によって薄れることもある。

染料インクは色素分子が溶けた状態のインク。筆記後、乾燥すると繊維の
表面に吸着される。乾いても再び同系統の溶媒に曝されれば溶けて流れる。
すなわち水性染料インクのペンは水に、油性染料インクのペンは油
(多くはアルコール)によって滲んだり流れてしまうことになる。その反面、
微細な分子レベルで吸着しているので消しゴム等の影響は受けにくい。
ちなみに、ここで言う染料は、厳密に言えば「染料」でなく「着色剤」。
本来の意味での染料インクには「万年筆の古典的ブルーブラック」がある。
化学反応を利用して繊維を染め上げる(化学的に繊維の中に入り込む)
ため、いったん反応を終えれば高い耐水性を示すことになる。
288_ねん_くみ なまえ_____:2006/01/10(火) 22:23:23 ID:???
289281:2006/01/11(水) 23:09:06 ID:???
ありがとうございました。
水生ボールペンを探してるのに
お店には「水性顔料」と書かれた物しかなくて・・・
危うく水性顔料のボールペンを買ってしまうところでした。
290_ねん_くみ なまえ_____:2006/01/12(木) 00:16:11 ID:???
おーい わかってるかぁ?
291_ねん_くみ なまえ_____:2006/01/12(木) 07:25:02 ID:???
というか、油性(ゲルインキ)と水性の簡単な見分け方は、
リフィルの中のインクの状態がわかりやすい。
油性とゲルインキは粘度が高いから逆さにしても流れないけど、
水性は振るとチャポチャポと音がする。

というか、水性顔料=ゲルインキというのはどうかと思う。
水性顔料は水性顔料で、そこから派生し、粘度を高めていろいろ改良したのがゲルインキじゃなかろうか。
292_ねん_くみ なまえ_____:2006/01/12(木) 09:17:14 ID:???
>水性は振るとチャポチャポと音がする

ホ ン ト ですか?
手元のC-300はチャポチャポとは程遠い、かすかな音しかしない。

>水性顔料=ゲルインキというのはどうかと思う

ボールペンに関してはほとんどの場合は
ゲルインキ=水性顔料でしょう。ゲル化剤が混入されていても
それは液漏れや分離を防ぐのが主な目的で、インクの性質
そのものが変わる訳では無いと思うけど。
マーカー等に使用されてるインクと区別しておきたい
というのなら、まあわかるけど。
293_ねん_くみ なまえ_____:2006/01/12(木) 10:40:17 ID:???
音がするのは水性の直液式でしょ。
水性でも中綿式はそんな音はしない。
294_ねん_くみ なまえ_____:2006/01/12(木) 16:50:34 ID:???
>>292
おれは>>291じゃないんだが、チャポチャポなるのは確かに直液式だけだな。
中のリフィルを見て、逆さにしても流れないのは油性とゲル。

水性顔料=ゲルインキは厳密に言うと間違いだろ。
じゃあ聞くがV-Cornの顔料のやつはゲルインキか?
ゲルインキは大抵顔料かもしれないが、逆はそうとは限らない。=より≒に近い。
ゲルインキ→水性顔料なら可も知れないが、水性顔料→ゲルインキはおかしい。
ゲルインキは分離などを防ぐという見方もあるかもしれないが、主に耐水性や滑らかさのためだと思う。
295_ねん_くみ なまえ_____:2006/01/12(木) 16:58:04 ID:???
>>292
水性顔料=ゲルインキって・・・・・・本気で言ってるのか?
296292:2006/01/12(木) 19:00:12 ID:???
>>294
>>水性顔料=ゲルインキは厳密に言うと間違いだろ

間違いです。ただしゲル化剤と耐水性との関係はあまり無いような。
滑らかさというよりも、むしろ粘性を上げて滲みを少なくしたり、
書いた線の濃度を保ったりする効果もあるようです。


>>295

>>ボールペンに関してはほとんどの場合は
と言いたかった訳なんだけど。
VコーンC、MONO BALL(直液水性顔料)
150円のエナージェル(ゲル水性染料/200円の物は不明)
など、確かに適合しない製品も存在しますよね。
297_ねん_くみ なまえ_____:2006/01/12(木) 19:00:26 ID:RNRJQgWm
前から思ってるんだが、「ゲルインク」という表現は間違いジャマイカ?
化学で使う「ゲル」とはゼリー状の固形を指し、流動性を持っているのは
「ゾル」というのが普通。粘度が高くても流動性がある限りそれは「ゾル」。
もしかして、インク筒に収まっているときは「ゲル状態」で、ペン先の
摩擦熱で「ゾル化」して流動性が出るとか、そんなハイテク技術だったりして?
298_ねん_くみ なまえ_____:2006/01/12(木) 19:14:26 ID:???
摩擦熱じゃないけど、圧力で流動性が出るんだと記憶している。
パイロットのゲルマーカーがそんな感じ。あれはとても不思議な感覚を
味わえる。
299_ねん_くみ なまえ_____:2006/01/12(木) 19:24:45 ID:???
ボールの回転でゼリー状態のインクがかくはんされ、
瞬時に液状になって字が書ける、ていう解り易いCGを使った
CMを以前はTVでやってた。おっしゃる通りハイテク技術だよ。
300_ねん_くみ なまえ_____:2006/01/12(木) 21:58:55 ID:???
非ゲル水性BPで顔料インクもあるしゲルBPで染料インクもある。
これらの組み合わせも結構多いので注意。
油性も染料インクが基本だったが、最近では油性顔料インクもあるし
油性ゲルBPってのも登場してきた。
高分子化学の発達でインク組成の自由度はずいぶん高まったのだろうな。

>>297
>>298-299が正解
ttp://www.craypas.com/qa/qa27/qa27.html

フィッシャーの油性加圧BPも同じような性質
(チクソトロピー)を利用しているとのこと。