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327列74番
「マンガ規制条例」の裏に蠢く「警察利権」
竹花豊、青少年・治安対策本部、倉田潤、桜井美香
週刊朝日2010年12月24日号
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石原慎太郎が画策するマンガ規制条例可決の愚
苦情は月2・5件 被害実態もない
戦前の言論規制は「エログロ」から

この条例案の陣頭指揮をとる、都青少年・治安対策本部についても、
「出版物の規制を、警察庁の出向者が加わった部署が担うのはおかしい。
かつて、青少年条例は生活文化局の所管でした。
少なくとも、治安組織から条例の所管を外し、別の部局に配置換えすべきです」(長岡氏)

ちなみに、現在、都青少年・治安対策本部長を務める倉田潤氏は、
06年に公職選挙法違反の架空調書をデッチあげた志布志事件(03年)が発覚した際に、
鹿児島県警本部長を務め「自白の強要はなかった」と県議会で答弁していた人物だ。
戦前、治安維持法下による言論規制は、漫画本などの「エログロ・ナンセンス」の取り締まりから始まった。
週刊朝日2010.12.17
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