■MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島■part15

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107列74番
■■■球場概要
2007年11月下旬着工。完成まで約1年4ヶ月。
建築面積22,845u延床面積39,283u。鉄筋コンクリート造+プレキャストコンクリート造+一部鉄骨造。地上7階。最高高さ30.65m。杭基礎。
デザインコンセプトは「躍動する新球場から躍動する街をつくる」。躍動する造形、心踊る空間によって、市・県民、街に活力を喚起する球場。
周囲の緑とのコントラストを見せる赤い大地から白く輝くのびやかな屋根、そして空に向けてグラデーションを描くデザイン。
■球場の主な特徴
・内外野総天然芝の野球専用オープン球場。臨場感を生む狭いファールグラウンドと、多彩な観客席。
・グラウンドの開放感、通風、町との一体感確保のため、北側のJR側へ大きく開く形態。球場の楽しさを新幹線などJR車窓からも感じ取れる。
・1階観客席の最後部に、幅が広く段差のないコンコースを配置。このコンコースからグラウンドを眺めることができ、球場を周回可能。
・砂被り席、ボックスシート、パーティーフロア、テラスシート、のぞきチューブ、パフォーマンスシートなど多彩な観客席。観戦スタイルが多様。
・観客席は大リーグ球場並サイズ確保、ゆったり観戦可能。多目的トイレや車椅子席の設置など、誰もが利用しやすいよう配慮した施設。
■■■グラウンド関係
右翼100m、左翼101m、中翼122m、面積12,675u。左右非対称のグラウンド。左中間から左翼ポール際にかけては直線になっている。
■芝生
内外野総天然芝を採用。
■土
内野+外野ファウルライン沿いの土は、現市民球場の黒土をベースに赤土を混ぜた混合土。スカイマークスタジアムで使用実績有。
マウンドは、黒土だった現市民球場とは違い、大リーグ球場のように硬く、足元が掘り返されにくくなる。
外野フェンス際の土は、アンツーカー。
■グラウンド管理
芝生散水用スプリンクラー57基をフィールドに配置。外野は芝目のラインが綺麗になる芝刈り機2機、内野は手押し式の芝刈り機で芝を管理。
降雨時は縦横53.3mのシートが登場。大リーグで使用されているものと同じもの。天然芝と内野の土部分を覆う。総重量約500kg。
■外野フェンス
基本的に、高さは2.5m(ラバーフェンス1.8m+金網0.7m)。レフト三層部分は3.6m(二層目)以上がHR。ライトのぞきチューブ上は2.5〜3.4m。
高さ・ラバーの種類選定にカープ緒方孝市外野手の意見を取り入れた。ラバーは甲子園で使用実績のある素材を採用。
『新タイプの衝撃緩衝フェンス「ソフトラバーフェンス」』http://www.taiyokogyo.co.jp/what/news/2004/nw040324.html
■バックネット
本塁後方のネット。素材は素材は東洋紡の超ダイニーマ。http://www.toyobo.co.jp/seihin/dn/dyneema/
■スコアボード
バックスクリーン一体型。左に大型ビジョン(メンバー表も含めレイアウト自由)、右に時計・ボールカウント・得点表・球速・打率の表示部を配置。
大型ビジョンの大きさは7.2×23.4mで、現市民球場の2.2倍。完成イメージ:http://baseball.fan-site.net/uhyo/tan/img/2230.jpg
■サブスコアボード
カウント・得点・球速が表示される仕様。バックネット裏一階席上部に設置。
■リボンビジョン
内野中二階前面に設置。
■レフト後方防球ネット
レフト後方JR線へのボールを防ぐネット。巻取り式。素材は東洋紡の超ダイニーマ。http://www.toyobo.co.jp/seihin/dn/dyneema/
■照明塔
6基設置。1基当たり108個のランプ使用。選手の視野に入りにくい縦長デザイン。近隣に光が漏れにくいカバー付き。白一色。
『新球場の照明、開幕への輝き』http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902050050.html
■■■選手用諸室
市民球場との比較(一塁側)http://baseball.fan-site.net/uhyo/tan/img/2495.jpg
市民球場との比較(三塁側)http://baseball.fan-site.net/uhyo/tree/img/11797.jpg
■ダッグアウト
ダッグアウト平面図http://baseball.fan-site.net/uhyo/tan/img/2326.jpg
ベンチの椅子はBLM-1308。http://www.kotobuki.co.jp/pro/download/data/blm/photo/l/blm1308.jpg
■ブルペン
一塁側ブルペンには現市民球場から津田プレートを移設。
■トレーナー室
治療・マッサージに使うベッド8台、血行促進の冷温水浴槽4台を設置。
■仮眠室
選手が一度自宅に戻らなくても球場内で一休みできる。畳敷き。
■トレーニング室
広さ250u。空気圧で負荷を変えるマシンや体幹を鍛えるマシンなど先端機器十数台を設置。
■DVD室
スコアラーが作成した対戦相手のDVDなどをチェックする部屋。DVD再生機は大型TV付ミーティング室と合わせて計6台。
『メジャー級の新球場施設』http://www.chugoku-np.co.jp/Carp/Cw200901180091.html