★【中国】雲南:ペンキ塗って「山を緑化」に非難・失笑・落胆
・雲南省昆明市内の富民県で、同県林業局がペンキを使って山の岩肌数千平方メートルを
「緑化」していたことが明らかになった。新華社は13日付で「周辺住民も当惑を隠せない」
などと報じた。
現場は石の採掘場跡で、約10人の作業員が20日以上かけてペンキの塗布を行ったという。
周辺は冬期であるために、低木などがくすんだ色を見せているが、「緑化作業」の対象
地帯だけは鮮やかな緑色だ。
低木地帯と岩肌の境目では、岩石の灰色を少しでも出さないよう、低木の枝や葉にも丁寧に
ペンキが塗られており、放置された空き缶が転がっている。ペンキの成分の環境への影響は
明らかになっていないが、除去するのは不可能だという。
新華社は「漫才のネタにもあった『ペンキで緑化作業』。失笑してしまうような話が、現実に
行われていた」と批判。「それだけの費用があれば、山全体に植樹することも可能だったはずだ」
という周辺住民の憤りの声を紹介している。
このニュースに接した中国人からは「森林を保護し、植樹などを率先して行うべき林業関連
部門が、緑化の大切さを理解していない。レベルの低さにがっかりしてしまう」といった声も
聞こえる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070213-00000011-scn-cn