西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場

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2008年5月16日(金) 京都新聞
サンガのホーム・西京極改築計画が暗礁 代替施設めど立たず

 サッカーJ1京都サンガFCのホームグラウンド、京都市西京極総合運動公園
陸上競技場(右京区)の改築計画が暗礁に乗り上げている。改築中の代替
施設確保のめどが立たないためで、市は本年度中の着手を目指し、一般会計
5月補正予算案に費用計上を予定していたが、見送った。

 サンガのホームグラウンド整備では、2003年の天皇杯優勝を機に、サポーターが
中心になって35万人の署名を集め、専用スタジアム新設を求めた。05年に市や
京都府、京都商工会議所が「サッカースタジアム検討委員会」を設置して検討したが、
06年に用地確保や財政負担を理由に西京極を改築する方針を決定した。

 市は、ピッチまで約10メートルに迫れる可動式スタンドや2階席の新設などを
盛り込んだ整備方針の提言を受けるとともに、補正予算案に調査費2100万円を
計上する予定だった。

 改築中は代替会場が必要になるが、J1の試合で必要な客席数1万5000席以上と
夜間照明1500ルクス以上という条件を満たす施設は府内になく、大阪などの他チームの
ホームグラウンド使用も調整が難しいという。

 西京極の耐用年数は10年以上はあるが、老朽化で照明の明るさがJ1基準を下回る
などの問題点もある。専用スタジアム新設計画を断念した上に改築もスムーズに進まず、
市民スポーツ振興室は「一刻も早く代替地を探さなければならないが、どう解決策を
見いだせばいいのか」と頭を抱えている。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008051600094&genre=A2&area=K00