ジョニ子と愉快な仲間達の華麗ないちにち 6.1日目

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409スポーツ好きさん
リューキンはウミヘビ・ウツボ神輿に乗り、ただ勘だけで太平洋を駆け抜けていく。
「あいつが私を呼んでるのか、私があいつを求めてるのか、もうそんなもんどうでもいいんだよ!」
眼に見えない力に導かれるように、リューキンは一途にライサを追う。

イシイルカは人魚姫印の『人間になれちゃう薬』を前に迷いを振りきれずにいる。
祖母の代から愛人暮らしで、男にしなだれかかって金を巻き上げる生き方しか知らない彼女に、
成分表だの使用説明書だの読めはしないのだ。
もちろん人魚姫伝説の悲しい結末など知る由もない。
「アタシ、このまま老いて男に相手されなくなって、ボロボロになって死んでいくのかな。
生まれ変わるチャンス?でもリスクがあるかも?でも心惹かれるこの薬……」