ジョニ子と愉快な仲間達の華麗ないちにち 6.1日目
「大王イカとはすでに手打ち・・・が済んでいるわけではないが、暗黙の了解ができていてね。
お互い無駄に血や墨や脳油を流すのはよそう、というスタンスでいるよ。何年も前からだ」
マッコウクジラの長は渋みをおびたダンディであった。
「それはあの、全世界的にですか?」
「よその海は知らんよ。ただ、この界隈であの大王イカにつっかかっていくマッコウクジラはいない。
むろん、私に挑んでくるイカもいない・・・彼に何かあったのかね?」
「えっと、その」
口ごもるザワツキーに替わり、ギルスが答える。
「大王は、ここしばらく失踪しています。何かお心当たりは?」
「ん・・・ないな。残念ながら。美しい御嬢さん方に心配をかけて、大王はとんでもないやつだ」
さりげなくピンク娘3人を褒め、長は若いクジラに彼女たちをイカ宮城まで送らせる。
「食えないオヤジね」
サムソンがポツリとつぶやいた。そりゃシー・シェp(ry