ジョニ子と愉快な仲間達の華麗ないちにち 6.1日目
「引き続き宮殿で情報収集と分析をするチーム、そして無人島探索に行くチームに分かれたらどう?」
セベスチェンの提案に一同うなずく。
「問題はどう班分けするかなんだけど・・・情報分析班はレイチェルをリーダーに推したいの」
「光栄ね。全力を尽くすわ」
「もうしばらく海藻サラダでダイエットに励んだ方がいいよ」
「パトリック!あなたは無人島探索で体力作りに励んでらっしゃい。5年でも10年でも」
それぞれ推薦や立候補で自然と班分けができていく中、一人だけ迷いに迷っている者がいた。
「アタシどっちに行こうかしらー。合コンもあるし、南の島でバカンスもロマンティックだしー」
ジョニ子だ。両脇からリッポンとチャッキーに腕を掴まれる。
「合コンとか寝言言ってないで、実戦部隊に加わってください」
「バカンスとかアホな事言ってるとイカのエサにしますよ」
背後はスミルノフとファヌフとロシェットが固める。もう逃げられない。